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やっていることの意味を知ること ゴールを共有すること

中学1年生の副主任になり、自分の学級をもたないことになり、学級担任の先生方を俯瞰してみることができるようになりました。

年度の最初は学級づくりからスタートします。学年には4つのクラスがあり、担任の先生方が学級づくりをそれぞれの手法で行いますが、やはり学級づくりが上手だなあという先生は、生徒とゴールを共有することからスタートしていました。

その先生は、前回中3の生徒を担任していました。先生は3年生が書いた中学校生活3年間を振り返った作文を生徒に読ませていました。

・3年間があっという間だったこと
・行事を通して、人間として成長していったこと
・部活動を通して、仲間との絆を作ったり、社会に出るために大切なことを学んだりしたこと
・授業で教科そのものだけでなく、見通しをもって学ぶことの大切さや人とコミュニケーションをとりながら学ぶことの大切さをしったこと

こんなことが振り返りには書かれていました。これを読むことで、学校生活における授業・行事・部活動の意味を1年生は知ることができます。目の前にある活動をただこなすだけの生徒と、授業・行事・部活動の意味を知り、活動をする生徒では1年間で大きな差が生まれるのではないでしょうか。

そして、その先生はゴールを共有します。

「笑顔」でいること、がこのクラスのゴールだと伝えます。

自分が「笑顔」でいるためには、自己主張しないといけません。そして、全員が「笑顔」でいるためには「対話」をしながら、うまく生活できるように解決をしていかないといけません。
学習や生活のルールもそのためにあります。
先生はあくまでその「笑顔」でいるためのお手伝いをする立場です。

そんなことをその先生はお話していました。

教師と生徒の向かう方向が一緒になったクラスと、いろいろな活動をただ淡々と進めるクラスでは差が生まれるのではないでしょうか。



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