【一応読了】勇気シリーズ

こんにちは、カクノさんです。
今日は読書メモとはちょっと違うのですが、以前読んだ有名どころをご紹介です。

ただ、何せ最後に読んだのが半年以上前なので、ところどころ忘れていたり抜けていたり捏造していたりするかもしれません。
先に謝っておきます。ごめんなさい。

では本の紹介を。

本の情報

嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え
岸見 一郎 (著), 古賀 史健 (著)

幸せになる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教えII
岸見 一郎 (著), 古賀 史健 (著)



感想、とか

この2冊、特に「嫌われる勇気」の方は、当時本屋に行ったら必ずと言っていいほど目にするような話題作でしたね。
しばらく、それこそ数年の間、本屋さんで平積みされていたような記憶があります。

カクノさんがこの本を読んだのは、これまたT氏(心の師匠)のすすめからでした。
曰く、「読みやすいけど、呑みやすいわけではない。のたうち回る人もいる」。
まさにその通りでした。

この本読みやすいよ、という話

このシリーズは、青年と哲学者(先生、と呼ばれている)の対話形式で書かれています。
章ごとに日が改められているくらいで場面の転換もほとんどなく、非常に分かりやすく読みやすいです。
※ちなみにこの「分かりやすい」は、情景が分かりやすいという意味であり、内容が分かりやすいということではありません。

私が初回読んだ時も、非常に読みやすくてすいすい読み進められました。
分からないことや疑問はだいたい「青年」が代弁してくれるので、その点でも非常に読みやすかった。

が。

語られる内容を分かった気になっていたカクノさんは、最終局面で、突然の突き放しに遭います。
青年と先生は話の大詰め、青年はすべてのつながりを理解して感動までしている。カクノさんはイマイチつながりが理解できておらず、
「え、待って? なんでそうなるの? え?」
見事に置いてきぼりです。
読みやすさの罠を思い知った気がしました。

(まあ、最終局面なので、ここまでの内容をすべて分かった前提ですからね。
 理解せず、あるいはした気になって進んでしまったカクノさんが悪いのです)

読みやすさの話はこれくらいにして、内容について。


この本に書かれていること

この2冊の内容をざっくり一言で言えば、「目的論でいこうぜ」というところでしょうか。
原因論の世界を脱し、目的論の世界で生きる。そうすれば、今この瞬間から、誰もが幸せになれる。

にわかには信じられない話ですが、実際に読むと納得はできます。
そう、納得「は」できます。
しかしそれを実行することのなんと難しいことか……!

原因論は、過去に視点を固定した考え方です。
例えば、熱を出したのは風邪をひいたからで、風邪をひいたのは薄着で出歩いたからだ。熱があるからだるくてつらい、熱を下げたいから解熱剤を飲もう、というような。
いわゆる一般的な考え方にも思えます。

一方の目的論は、起きる事象の目的を考えます。
熱が出る目的は体の免疫力を上げること、免疫力を上げる目的は体内に侵入したウイルスをやっつけること、というような。
「すべての行動(できごと)には目的がある」というのが基本になります。

順番に説明されれば納得できるし、冷静に考えれば目的論で生きた方が生きやすいしいろいろとうまくいくと思います。
でも、原因論で長く生きてきたゆえか、とっさに浮かぶのは原因論での対処法なんです。そして気付くのは終わった後だったりする。

この本を読んで以降、自分も目的論を意識しようとはしていますが、未だ習慣化には至ってません。
こればかりは地道に習慣化するしかないのですが……。



この本には目的論以外にも、アドラー心理学の考え方が紹介されています。
共同体感覚とか。
ですが、これまた「呑みやすいわけではない」という内容で、まず理解が難しい。カクノさんも未だによくわかっていません。

この2冊は何度も読み返していて、付箋もしこたま(方言ですかね?)貼ってあったりするのですが、まだまだ呑み込めたとは思えません。
恐らくこれから先も、何度も読み返すのでしょう。
そうして少しずつ、自分の血肉にしていけたらいいなと思います。

そういえばアドラー心理学に関しては、嫌われる勇気が話題になったあと、いろいろな本が出てましたね。
中にはマンガで解説してくれている本もあったり。
カクノさんは読んだことはないですが、そういう本ならもう少しわかりやすく(勇気シリーズも十分わかりやすいのですが、ビジュアルで見れるという意味で)学べるのかもしれませんね。
積読解消してきたら読んでみたい。(また積読が増えるフラグ)


はて、今日はいったい何を書きたかったのか……(着地点迷子)
まあ「本を紹介する」という目的は果たせたので良しとします。

ちなみに読書メモは、たまに書き足したり修正したりするかもしれません。
note って記事更新するとどこかにお知らせ出たりするんでしたっけ……?
都度トップに上がり直したりするといいなあと思いつつ、今日はこの辺で。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?