MOTHER2やることにした。
　ほんとうにそのまんまの意味。
　だいじな娯楽に、ぼくはこれを選ぶ。

　理由はかんたん。名作だから。そして、最近ゲームをやっていないから。

　ゲーム？くだらない？僕もそうやって穿った見かたをしている時期もあった。
　ゲームって、映画だとか、本に比べると、やはりどうしても俗なものという印象を持たれがちかもしれない。だけど、ゲームだって、人が丹精を込めて、考えて作ったものであることには変わりないのだ。

　人は、楽しいという感情をなかなか学びに置き換えることができない。
　タメになるとか、感動するとか、成長するみたいなものが、楽しいという気持ちの先にあると思うことはいけないことであるとさえ、信じているようにみえる。

　努力とか、練習とかも、きっとそういう思い込みでやっている人が多いんじゃないだろうか。

　少し話はズレるけれど、僕が何百体といるポケモンの名前をほとんど覚えていられるのも、きっとポケモンというゲームが楽しかったからだと思うんだ。

　世の中、楽しいという気持ちの先で得られることは実に多い。
　楽しみながら、学ぶ。学びながら、楽しむ。その両方が使えれば、何事もうまく吸収できる気がする。