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マタギドライブ_落合陽一

最近見つけた新しいAR砂場と言うコンテツの『砂遊び』に夢中なマルヤマです。
こちら

天井部にある深度センサーがサンドボックスにある砂との距離をリアルタイムに計測して、その数値を元に演算した様々な映像をプロジェクションマッピングする、インタラクティブコンテンツを提供するシステム。

Augmented Reality
拡張現実(AR)は、コンピュータで生成された知覚できる情報(映像・音)を加えることによって、現実環境を拡張する技術。
iSandBOXは拡張された現実として、川、海、噴火する火山、芝生、雪などを3次元のコンピュータグラフィックス(3D CG)によって、美しい音楽、自然の環境音と共に表現し、砂場にリンクすることにより様々なシーンを体験できます。

単純にめっちゃ面白そう。

日常にデジタルなコンテンツが増え、子供から高齢者まで日常的に触れる機会がますます多くなりそうですね。VRを使った旅行体験って言うサービスも以前ニュースで取り上げられていました。

Twitterでよく見かける情報はこちら

デジタルの進化と転用が、留まることを知らない時の中で、新しい言葉もたくさん生まれています。その中の一つを今日は紹介します。

落合)
新たなテクノロジーがプラットフォームを超克するということではなくて、ライフスタイルがプラットフォームを超克するようになってきた。それはもう、超克というよりは、ライフスタイルに落ちてくるという感じに近くて、全体批評性を持ったアートというより職人的なんだろうなと思うんですよね。だから次は狩猟採集的生活をテーマにした『マタギドライブ』という本を書こうと思っているんです。


マタギドライブ


ってご存知ですか。現代の魔法使いと呼ばれている #落合陽一 さんが考えた造語ですが、著書:デジタルネイチャー の次に書くタイトルにもなる予定だそうです。

落合)
「現代の工業社会って農耕民族・農耕社会的なもので。将来得られる賃金に向かって与えられたタスクをひたすらやるってことがいかにストレスフルなのか、というのを示してきたのが近代だと思うんです。
一方で、我々は狩猟民族だった頃の血が抜けてなくて、それを農耕民族的な生き方をさせようとすると戦争を起こしたりする。その農耕民族のストレスの発散の方法は「祭り」でした。『毎日祭りをやるよりは熊を狩ろう』という社会にこれからなっていくと思うんです。」                     

我々は現在「働かざる者食うべからず」な農耕社会で押さえ込んだストレスを、インターネット・SNSなどの「祭り」で発散していると捉えられます(仮に意識せずとも)。しかし、祭りというストレス発散方法にも数々の課題点や問題があるのは、今のインターネットを見ていても一目瞭然ですね。

祭りという短期的なストレス発散ではなく、真にストレスを解決する方法が「クマを狩る」こと。つまりは自分の好きなことや楽しいことで稼ぐことが、狩猟民族の血を持つ我々がもっとも生きやすい道ということだと想います。

落合)
「限界費用(生産量の増加分に対する費用)がゼロの課題を見つけて、副業なり、好きなことをはじめるなりすればいいと思います。突発的なゴールや目標に向かって突き進むライフスタイルを僕はクマ狩りと呼びたいです。」

ここで言う限界費用とは、生産物を1つ増やすと、それによってどれほど費用が増えるということ。

例えばお菓子の生産1つ増やす度に10円の追加コストが必要となれば、これは限界費用がゼロの課題ではないと言えます。例えばオンラインサロンを使った塾などを考えた時、生徒が1人増えても、デジタル教科書であれば限界費用が限りなくゼロに近い状態で運営できると思います。

しかし、組織をつくると、ハンドリングコントロールが鈍くなり、突発的なゴールや目標に向かって進みにくくなってしまいます。組織が大きくなるメリットとデメリットの部分ですね。

そして、狩猟採集のエキスパート=世間に属さない孤高の狩人 として「マタギ」という言葉を選ばれていると思いますが、クマ狩りと言う言葉のチョイス自体が、普段から多くの言葉に触れているヒトのハイセンスさを感じますね。

マタギを狩猟の一面だけで捉えると、クマ狩りは結果だけ求めてしまいがちですが、落合さんはライフスタイルとして「クマ狩り」を挙げています。

このマタギドライブとは原始的な生活に戻れということではなく、自分の本当にやりたいこと、全身全霊を捧げられる対象物をクマに重ねているのではないか。AIをクマを狩る武器として考え、チームで考えていくのと同時に、現代人がストレスに感じることをAIに任せ、より純粋で、怪我をしながら、生死をかけながらでもやらねばならないことを一人ひとりが実装していくことが必要なんだと感じました。

落合さんの比喩は突拍子もないと鼻で笑われている場面もよく目にしますが、やはり本質を掴んでいるので説得力があると私は思います。言葉の強さに惑わされず、その言葉の意味するところを自分なりに咀嚼して解釈していきたいと思います。

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