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意外とデキる女、かもしれない話。(前編)

リアルで私に会った事がある人は分かると思うけれど、私は常々、「料理は苦手。嫌いだ。やらなくていいのなら出来るだけやりたくない。」と豪語しています。

実際それはそうで、「人に作ってあげるのが好き」「料理をしているとストレス発散になる」と話す友達の気がしれない。

こういう話をすると、いかにも私が、毎日コンビニや外食で食事を済ませているように聞こえるかもしれないけれど、事実は全く逆です。

最近の人生(ここ2年くらい)で、何が出来るようになっただろうと考えた時、1番は自炊かもしれないなと、この前ふと思いました。

確かにそれまでは、食にあまり興味がなく、高校生になっても袋ラーメンが作れず、社会人になっても、油をしっかり入れたフライパンでベーコンを炒めるような始末でした。
(家族がいない日に急に思い立ってお弁当を作ってみた時の話。パチパチ飛んでくる油を前に、「そうか、ベーコンは油が多いから、油なしor少量の油で料理出来るんだ!」と身をもって知りました。)

そんな私が、料理に目覚めたのは、コロナ禍になってから。

当時勤めていた旅行会社が休業続きになったので、毎日のランチを作ることにしました(実家暮らしだったのでディナーは母親作)。

時間があったから、という理由も勿論あるのですが、ここに至るまでにちょっとした経緯があるので、それを話しておこうと思います。

実は、コロナ禍になる1〜2年ほど前に、食に興味を持つキッカケになる出来事が起こりました。

本当に、偶然のご縁なのだけれど、私はある人の紹介により、ある組織と出会いました。(※先に言っておきますが、営業目的でこの記事を書いている訳ではないです。)

日本オーガニックレストラン協会。通称JORA。

この組織を知った時、別段惹かれるものがあった訳ではなく、「料理か〜。いつか習ってみようと思ってたからこの機会に受けてみるか〜。オーガニックって、なんか良さそうだし。」ぐらいの印象でした。

そういう訳で、あまり高いモチベーションもなかったのですが、当時は実家暮らしでお金に余裕があったこともあり、この協会に入って、講座を受けてみる事にしたのです。
(高いモチベーション無くして始めた事の方が長続きしている、という私の人生最大の謎。)

今思えば、初めて通う料理教室がここって、凄いよねぇ〜。
多分、親子で受けているとかを除けば、私は当時(もしかしたら今も?)、最年少の受講生だったと思います。  

私は、地元で通っていたベリーダンス教室でも、今通っている都内のベリーダンス教室でも、最年少。
周りの同世代が惹かれない所に惹かれていく、そんな人生です。

はい、少し脱線しましたが、とにかく、分からないなりに、講座を受け始めました。

この協会が特殊なのが、料理も教えているんですが、併せて、というか実践と同じくらいの量、座学もあるんです。

私はこの座学が好きで。

正しい栄養学の事とか、ひいては食そのものの捉え方、向き合い方とか。

それこそ、テレビや巷の料理教室では、多分絶対に教えてくれないであろう大事なことを、たくさん学びました。

正直、一言で言い表せるような内容ではないのでここには書きませんが、私はここでの座学を通して、自分の食生活のこと(ひいては人生のことも)を、いろいろ考えるようになりました。

当時は実家暮らしだったので、習った事を日々実践してみることはできなかったのですが、それでも食生活は大分変わったと思います。

牛乳を飲むのをやめたり、出来るだけ添加物を使用していないお店で食べたり、お店でのメニューの選び方に気を付けたり…。
ファストフードやコンビニで食事を済ませる事も、スッパリやめました。

そんなこんなで、食への関心が高まりつつあった私が、コロナ禍を機に、自分でも料理を始める事にしたのです。

(後編へ続く)

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