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発達凸凹の息子に向き合った日々⑬  ~2つ先のアナウンスで見通しをもつ~

私がこの5年弱、一番向き合ってきたのは間違いなく『息子』です。
息子は発達グレー。発達に凸凹があるタイプ。
今年の4月で小学生になります。
息子が療育に通い始めたのは1歳8か月の時でした。
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一緒に通う子供達には色々なタイプの子がいましたが、
どの子にとっても、先生が大切にしていたこと。
それが
「見通しを持たせること」 でした。

こだわりが強い子や、不安が強い子にはとても大切です。

見通しを持つことで
・これから何があるんだろう。(ドキドキ)
・次に何をすればいいのかが分からない。(ソワソワ)

という、ドキドキやソワソワが少なくなります。
次に何が起こるのかが分かっていると安心できるんですね。

なので、「じゃーん!!」というサプライズは少なめでした。

いつもの流れと違う事は全て事前に張り出して、

〇月〇日は××に行きます!
9:30~登園
9:50~バスに乗る
10:30~動物園に到着
12:00~お弁当を食べる
13:00~バスに乗って帰る

こんな感じで絵や写真と文字でお知らせがされていました。

息子が苦手な療育の時も(息子は音楽のリトミックがある時期苦手でした。)すべて事前に伝える。
嫌でもその日は必ずあるし、好きな療育ばかりが続くわけじゃない。
嫌でもその時間は過ぎていく。
そして給食があって、自由遊びができて、家に帰る。
先が分かると安心して過ごすことができるようになりました。

また、見通しが立つようになると、
遊びの時間はこの音楽でおしまいになるんだな。
なんて、いつしか分かって切り替えられるようになりました。

そんな風に教えてもらって、私も意識的に声掛けをしていました。

中でもとても役に立ったのが、
「二つ先のアナウンスをすること」です。

それは例えば
「ジャンパーを着たら、靴を履きます。」
→ジャンパーをきたら、
「靴を履いたら、外に出ます。」
→靴を履いたら、
「外に出たら、車に乗ります。」
→外に出たら
「車に乗って、療育に行きます。」

という声掛けです。

どうしても、3つも4つも伝えたくなったり、
または、毎日の流れだから声掛けしなくても大丈夫だとは思うのです。
でも、靴を履かない事はあまりないかもしれないけど、ジャンパーを着るのを忘れたり、外に出たら公園に行きたくなったり、というのを防げました。

これは、興味に突っ走ってしまう息子にとって、とても効果的な声掛けとなりました。


続き?はまた書きます。

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今は、よくしゃべる、どちらかというと落ち着きがない男の子。
お友達と遊ぶのが大好き。ゲームも大好き。外遊びも好き。
それでも、「定型発達」と言われる子たちよりは不安が強いかなと。
療育→幼稚園→発達支援を受けて、優しい子供に成長しました。

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