複数の仕事依頼が一時期に
仕事依頼が一時期に重なることって、ありませんか? これはうれしい悲鳴の何ものでもないのですが、締切日までに納品できるのか、クライアントに迷惑をかけないのか、悩むところです。
これって、「フリーランス、あるある」ですよね。
仕事依頼は嬉しいのですが…
毎年、年に一度受注している大型プロジェクトが今月から始まります。2018年継続しているお得意様のプロジェクトですので、今年で5年目となるお付き合いです。
そんな中、まったく違ったタイプのプロジェクトの依頼がありました。サイズ的には中型ですが、初回のため時間と手間がかかることは予想されます。
お得意様のプロジェクトはもちろん断れないけれど、新規プロジェクトにもチャレンジして今後に繋げたい。暇な時は暇なのに、忙しい時は一挙に忙しくなります。時間のある時にじっくりとプロジェクトに取り組みたい、雑な仕事はしたくないという思いは常にあります。
一緒に仕事します
たとえば、大きな翻訳プロジェクトを引き受けると、私は何人かの翻訳者さんと協業します。クライアントとのやり取りや最終的なまとめはディレクター(編集者)の私が担当しますが、実際の翻訳作業は翻訳者さんにお願いします。
こうすることで、一人ではできない仕事も請け負えます。ただし、各人のスケジュール確保や最終の校正校閲が大変なんですけどね。
スケジュールは前倒しで
普段からスケジュールは前倒しにして、なるべく早く納品するようにしています。そうすると、急ぎの仕事や修正、あるいはやり直しにも対応できます。また、新しい仕事が入っても、スムーズに請け負えます。
ただし、大型プロジェクトの場合、スケジュールの前倒しだけでは対応が難しいこともあります。
睡眠時間を削って
若い頃は、睡眠時間を削って仕事することもありました。徹夜なんてこともできました。
が、はっきり言って、今はそれが無理です。少しでも睡眠不足になっただけで、頭が働かず、執筆や校正はできません。
プロコン分析を活用
こうなると、思考がグルグルと巡り、仕事を引き受けるべきかどうか、まったく判断できなくなってしまいます。
そんな時は、プロコン分析を活用します。英語では「Pros and Cons」と呼ばれています。これは、何かを選択するときに、選択した結果のメリット(Pros)とデメリット(Cons)を分析する方法です。
起こる可能性のあるメリットとデメリットを思いつく限り、リストにしてみてください。ノートの真ん中に線を引いて手書きしてもいいですし、メモアプリにタイプしても構いません。可能性のあることは、すべて書き出してみてください。
大切なことの選択
プロとコンのリストから、自分にとって大切な要素を3〜5つ選んでみましょう。
他にも細かい点はあったのですが、私にとって大切な要素は大まかに次の通りでした。
やりたい仕事ができることは、フリーランスの魅力の一つですよね。嫌な仕事は辛いですが、やりたい仕事なら時間が不足しても、少しストレスが溜まっても何とかなりそう! という、ちょっと強引でメチャクチャな分析結果を導き出し、私は新規プロジェクトを引き受けることにしました。
理論的に考えるために
クライアントからの依頼だからといって、むやみに仕事を引き受けるのは無謀です。万が一、納品できなかったリスト、クライアントに迷惑をかけるばかりでなく、次からはお仕事依頼もないでしょう。
頭の中にあることを吐き出し、文字に書き起こして、自分の目で確かめるのは大切です。プロとコンとして、いったん外に出して整理することによって、冷静に理論的に考えられます。
何かに悩んだ際には、プロコン分析を試してみてくださいね。
さて、私はこれからしばらく忙しくなりそうです。
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