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ボストン旅行記:知性と文化に触れる

2024年3月にニューヨークからボストンへ行ってきました。名門ハーバードやMITなどの教育機関や米国の中でも最も古い都市の一つであることに由来する文化施設が充実しており、観光しがいのある街となっています。今回は1泊2日で満足できる旅となったので、その行程について記したいと思います。

観光パス

今回様々な観光施設をめぐるために、「Go City Pass」を2日間利用しました。2日間で$109とやや高額となりますが、ボストン美術館などのボストン市内の多くの施設が入り放題となり、入場料を気にせずに様々な施設に入ることができるのでお得だと感じています。後述する行程の中でパスを利用しない場合の各施設の入場料も記載しますので、どれだけお得になったかを見てもらえると幸いです。

1日目

7:00 ニューヨークからボストンへ
ニューヨーク(ポートオーソリティバスターミナル)からPeter Panの高速バスでボストン(South Station)まで向かいました。バスでは大体4時間くらいで到着します。鉄道でも3~4時間くらいなのであまり変わらない印象です。バスを利用するとおよそ片道$40程度でボストンまで行くことができます。乗り心地は日本の高速バスとほぼ変わらず(座席間は広い感じがします)快適ですが、かなり飛ばすのでその点は認識しておく必要があります。
途中、コネチカット州のハートフォードに停車し、11時過ぎにボストンに到着しました。

12:00 ハーバード構内ツアー参加(パス利用、通常料金$22)
South Station駅から地下鉄でHarvard駅まで行きました。地下鉄・バスを利用するにはチャーリーカードの1日券($11)または1週間券($21.25)を購入して乗り放題とするのがよさそうです。地下鉄は1乗車で$2.25ですので、5回以上乗る場合には1日券を購入すべきでしょう。
そして、Harvard squareにある観光案内所から始まるハーバード構内ツアーに参加しました。これは、ハーバードの現役学生の方がガイドとなってハーバード構内を案内してくれる1時間程度のツアーです。日中30分から1時間おきに開催されます。我々は「Go City Pass」を利用して参加しました。
このツアーは、ハーバードに行かれる際にはぜひ参加すべきツアーだと思います。世界を代表するエリートとなるであろうハーバード大学の学生と触れ合うことができる上、彼らのガイドは非常に上手なため、ハーバードの歴史やしきたりなどにつき深く知ることができます。

13:30 昼食
夜にチャイナタウンの中華をがっつり食べる予定にしていたので、ハーバード周辺のフードコートで軽く昼食をとりました。
Sally's Sandwiches Harvard Squareというお店で、チキンサンドウィッチを注文したのですが、意外と大きくお腹いっぱいになりました。

14:30 The Harvard Museum of Natural History(パス利用、通常料金$15)
ハーバードの自然史博物館に行きました。建物が小さかったため展示も簡素かと思ったのですが、さすがハーバード、密度が非常に濃く、恐竜、植物、魚、鳥類、ほ乳類などの生物の展示だけでなく、歴史の展示も多くあり、1日滞在できるレベルの内容でした。本当はもっと見たかったのですが、まだまだ行く場所があったので1時間半程度滞在して次に移動しました。

16:00 ボストン美術館へ移動
普段は17時までの営業ですが金曜日は22時まで延長しているようだったので、それを狙ってボストン美術館に移動しました。
ボストン美術館へは地下鉄のグリーンラインを利用する必要があるのですがこれがかなり難敵で、途中から4支線に枝分かれするため、適切な系統に乗る必要があります。また、私が移動した際にはまさかまさか、乗った電車が行き先を間違え(これは日本だったら大事故ですが…)途中で全員おろされる羽目になりました(さすがの他の乗客もびびってました)。

17:00 ボストン美術館到着、しかし…
なんとか、ボストン美術館にたどり着きましたが、なんと、その日は金曜日なのに17時で閉館する日だったそうで入れず。。。他の観光客も知らなかったようで立ち尽くす人が多発していました。他の観光施設も17時で閉まる所が多いため、行き先に困る人が多い様子でした。
我々は、観光パスを持っていたため、そこで夜も入れる施設に行くことにしました。

18:00 View Boston (パス利用、通常料金$33)
ボストンを代表する高層ビルのプルデンシャルタワーの最上階の展望室に行きました。通常料金は非常に高額なため、パスでないと恐らくいかなかったでしょう。
ボストンの街並みを一望できるだけでなく、ボストンの都市の模型を背景に豪華な観光案内ビデオを流すエリアがあり、意外と楽しむことができました。こういう発見も自由に出入りできる観光パスを持っているからできると思いました。

19:15 チャイナタウンで夕食
Great Taste Bakery & Restaurantというチャイナタウンにある中華料理屋で夕食をとりました。このお店は、昨年ボストンに行ったときに見つけたお店で、非常にコスパのよい中華料理屋だったため、再訪したいと思っていました。
ここでお腹いっぱい食べ、後はホテルに向かうだけです。ボストンの中心街のホテル価格は非常に高いため、少し郊外にホテルを取りました。

22:00 ホテル到着
ホテルはBest Western Plus New Englanderというホテルに泊まりました。ボストン郊外にあるため、Uberで行こうと思っていましたが、上手く地下鉄と路線バスを駆使して行けそうだったので、その方法で行きました。
ちなみに、ボストンの路線バスは乗車するときに前述のチャーリーカードを運転手さんの前でタッチすることで乗ることができます。

2日目

10:00 ボストン美術館(パス利用、通常料金$27)
この日は雨でしたが、頑張って朝から行動です。1日目のリベンジで開館チャレンジでボストン美術館に行きました。いわずもがな、世界的にも有名な美術館です。ここだけで1日見学することができるほど広い美術館です。2時間ほど滞在して次に向かいました。

13:00 フリーダムトレイル
ボストン中心街に戻り、これをたどればアメリカの歴史に関わる市内の主要な様々な観光地を巡ることができるフリーダムトレイルを歩きました。雨宿りがてら、以下の施設に立ち寄りました。
・オールドサウス集会場(パス利用、通常料金$15)
・旧マサチューセッツ州会議事堂(パス利用)
・The Paul Revere House(パス利用、通常料金$6)
・All Saints Way

14:30 USSコンスティテューション号博物館(パス利用、通常料金$15)
アメリカ海軍の歴史を知ることのできる博物館に行きました。体験コーナーが多く、船を作って対戦するゲーム、軍人が寝ていたハンモック、大砲狙撃体験など、実際に楽しみながら学ぶことができ、大人でも楽しめる内容でした。

16:00 ボストン科学博物館(パス利用、通常料金$29)
雨脚が強くなったのでUberで向かいました。日本の科学館と似たような施設で、子供向けの展示が多いため、子供連れにはよい施設だと思います。我々は帰りのバスの時間が18時だったため、やや時間つぶし的に行きました。

18:00 ボストンからニューヨークへ
17時過ぎにSouth Station駅に戻り、軽く夕食を取ってバスに乗り込みました。行きと同じPeter Panの高速バスです。4時間程度乗車し、22時過ぎにニューヨークに戻りました。

観光パスを用いた結果
通常価格$162の施設を$109の観光パスで楽しめましたので、30%以上の割引となりました。本来はボストン美術館に1日目に行った上で他の施設にも入場しようと思っていたので少し失敗ですが、それでも十分お得になったと思います。
この観光パスは、フィラデルフィアを旅行した際にも使用しましたので、その旅行記は別途記載します。

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