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ハードワークに殺される。

急にペースが上がり、まだ慣れていない身体の節々が痛い中、精神的にも参りすぎて、思いっきし車に蹴り入れようかという突飛な考えまで頭によぎるほどイエロー信号。

発狂しかけた、いや、した。

腕が良いから訓練期間を短くするので覚えるペースを上げる、と班長。

今まで直属の先輩にゆっくり丁寧に教えてもらっていたので、多少ふざけれていたものの、覚える量と運動量が急に上がり最後には糖分不足でフラフラした。

流石に先輩もこのペースはおかしいと言いながらも班長には逆らえないので、指導ペースを上げ、しかしそれに上手く応えれない新人とでお互いイライラして空気も悪かった。

急にペースが上がり、まだ慣れていない身体の節々が痛い中、精神的にも参りすぎて、思いっきし車に蹴り入れようかという突飛な考えまで頭によぎるほどイエロー信号。

ほとんど最後には無感情で仕事を終え、頭も身体もパンク寸前の中、班長に呼び出された。

断線してるぞ

一つの工程でプラグが線からちぎれており、不具合と呼ばれる事故の一件に数えられるらしい。

ここはこうするように、と注意されたが、そこまで習っていなかったので、はい、気をつけます、と何の感情もなく答えた。

先輩にも班長にも文句たれてもしょうがないので、明日にでもこれは会社のホットラインにでも相談するかと考えていた。

帰りの支度をしていると、副班長と直属の先輩と数人が気にかけ声をかけてくれた。

正直めちゃくちゃ身体的精神的にキツいことを告げ、どうしたらいいのか相談した。

どうやら班長の方針には誰も賛同していないらしく、副班長と直属の先輩の独断で明日からペースを下げ、何か他にもあれば何でも相談してくれ、と力になってくれた。

これだけキツいのは今までの人生で一番だと思える今日の8時間。

少なくとも身体の問題はしっかり自己ケアしなければいけないが、周りに頼れる人もいることに気付いて精神的にはすごく落ち着いた。

節約期間と訓練期間のダブルコンボで身体が悲鳴を上げているが、残り10日を切った。

いつ何時どこだって周りには助けてくれる人がいた。

加油。

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