【読書日記】12/17 すずめのお宿はどこじゃいな。「旅館 すずめや」
旅館すずめや 雨宮尚子 著
白泉社
すずめの女将が山奥で営むお宿には、たくさんの動物たちがやってきます。
おこた(炬燵)や火鉢でぬくぬくとあたためられたお部屋。こたつ布団には雪の模様をあしらってあるのもすてきです。
寒い中の露天風呂。あったまりますね。飲み物の差し入れもぬかりなく。
囲炉裏でお鍋。みんなでいただきましょう。
女将はすずめなので、お米は大好き。きっとおいしいご飯ですね。ご飯茶碗と箸置きにも注目です。
寒さ対策のどてらやちゃんちゃんこのお手入れもかかしません。
すずめのそばに糸切狭があるのと舌切り雀を連想して少しぞわぞわしますが、お裁縫道具や和柄の布地に見入ってしまいます。
お布団にくるまって女将の読み聞かせ。
おやすみなさい。
隅から隅まで女将のおもてなしの心が行き渡った素敵なお宿。
こんなお宿に逗留してゆっくりと過ごしたいものです。
この絵、写真で分かりにくいですが、切り絵です。
細かいところまで、美しく可愛く楽しい工夫が一杯で、それこそすずめの女将のように行き届いていてじっくりながめていたくなる絵本です。
これは冬ですが、秋の遠足バージョンの絵本もあります。
四季がそろうかな、と期待していたのですが、既刊は二冊だけ。
気長に続巻を待っています。
昨日あたりから急に寒波が到来しました。
一昨日は夜にブラウス一枚で平気で歩けたのに、一気に冷え込んで、山間地では雪かも?と言われるくらい普通に冬で、寒暖差は身体にこたえるなあ、ともこもこと着膨れています。
全国的に冷え込んでいるようですね、あたたかくしてお過ごしください。