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映画「アバウト・レイ 16歳の決断」

2015年 アメリカ。
原題 3 generations

スーザン・サランドンが大好きで
彼女が出ているらしいから見始めた。

レイは、LGBT。
体は女の子で生まれてきたが
ソウルは男だ。

悩ましいねー
本当に。

神様は忙しいから
時々こういう手違いが起きるのかな。

あの、可愛いエル・ファニングが
LGBTで
日々、男として生きるべく奮闘している姿(レイ)を見せる。

レイには迷いがない。
だって、男なんだもん。
ホルモン治療だってなんだって
自分を取り戻すために
なんだってするのだ。

問題は、家族。

母親、そして疎遠になっていた父親。
両親の同意がなければ治療は始められない。

おばちゃん、子供がいないけど
自分の子供がLGBTだったらどうするか。

ちょっと考えてみた。

子供が死ぬわけじゃないし
自分らしく生きたいためだから
好きにさせればいいじゃん!
なーんて
最初は考えたけど
深く考えるとそういう問題じゃないんだよ。

自分の子供が、
社会からの批判的な視線や
差別に遭うのでは。
このままの性別を受けれていきた方が
よっぽど幸せなのでは。傷つかないのでは。

自分の子供が傷つくことを
何よりも恐れるのが親だ。

それをナオミ・ワッツが見せてくれた。

ナオミ・ワッツってさ
最初はただのブロンド美人って役どころだったけど
(リングとかキングコングとか出てたね)
年取ったらそうじゃなくなってきたんだよね。

今回の映画も、彼女の
迷う気持ち、苦悩がよく出てた。

良い女優さんになったんだなぁ。
ん?元々なのか?

最後に、みんなで日本料理のお店で
テーブルを囲む。

良き良き。

ストーリーは地味なんだけど
こういう映画って
意外と心に残るんだよね。


ニューヨークのせっまいアパートも印象的だった。




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