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【読書感想】「苦しかったときの話をしようか」森岡毅著

書店で一度、この書籍を見かけていて、気にはなって
いたのですけど、放置してました。

そうしたら、著者がテレビで対談していて、ちょっと
興味をまた持ちました。

それでもそのころには本屋に陳列されてなかったので、
買わずにいましたけど、それからしばらくしたら、平積みに
なっていたので、買ってみました。

読んだ感想は「ビジネス社会って大変!」ですかね~^^;

著者の考えで、自分の力の100では足りない。
120や140の力を出さないと。

という感じの文章があったことに関しては否定的な考えを
持ってます。

病気があり、踏ん張りがきかないからかもですけど、
60,70くらいの力でいいのでは、と思ってます。

自分の職能に合わない仕事を選んで、必死に頑張った
自分が悪いのですけど、体調を崩して治らなくなってしまったので…。

この本に書かれているのはきっとためになるとは思います。

ただ、著者の嗜好部分もあります。
その点に関しては、著者も「書かれていることを自分で
アップデートしてください」といった感じなので、取り入れられるところを
取り入れて、自分は違う、と思ったところは変えていけばいいのかな、と
思います。

「この社会で結果を残す優秀なプロと呼ばれる人々は、
「努力できる好きなこと」を見つけられた”成功の発見者”なのだ」

とも書かれていました。

自分の考えと照らし合わせると、半分は「なるほど、確かにそうだ」
と思う一方、残り半分は「好きなことをして暮らしていければそれでいいのでは?」
という想いもあります。

誰もが優秀なプロになることを望んでいるのだろうか?と思わなくもないです。

著者の苛烈な「苦しかったときの話」を読むと、
「ごめん、それは自分にはできない」と思いました。

今回は辛口コメントですけど、読んでよかったとも思ってます。

社会の仕組みについて書かれている部分がありますし、
弱みを補完するのではなく、強みを伸ばすことが大事で、
弱みの部分は他者を頼ればいい、とも書いてあるからです。

電話が苦手、なんて話も親近感がわきますしね。

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