見出し画像

囲碁、むじぃ~

囲碁の大会に初めて出た。
しかもトリプル碁とかいう3人で交互に打つ特殊な碁。


初めての生日本棋院。
ヒカルが通ってたとこだ!ってなった。
行けばみんななるはず。


大会参加者はまあまあ多く、たぶん100人くらい。

趣向を凝らしたチーム名がいっぱいあった。
推しの碁とか、投了のフリーレンとか。
柔腕アトムとかもいて、もじる対象で如実に世代が出ていた。

試合は勝ったり負けたりで、特に目立った成績は残せなかった。
チームの中で私が一番弱く、迷惑かけてばっかだった。
3人で打つから和気あいあいとした大会になるのかなと思って参加したが、変なとこに打つと上級者が落胆の声を漏らすので、普通にしんどい大会だった。

楽しむためには強くならなければいけない。マッチョな世界。


ロッテが協賛していたらしく、参加賞でお菓子をしこたまもらった。
これをどかぐいすることで脳の疲れを癒やす。

致死量の糖分


やっぱ、囲碁、むじぃ~。

囲碁って、初心者はこれやれば上達する、みたいなツールが発明されてない。
プログラミングにおけるプロゲート的なものがない。

強い人は「詰碁すれば上達する」って言うんだけど、正直ルール覚えたての初心者には簡単な詰碁でも結構難しい。
それに、がっつり勉強になってしまう。
このエンタメ戦国時代に、何十時間も勉強しないと楽しめないゲームは、ちと厳しい。

ヒカルの碁を見て囲碁やりたいってなった人のうち、囲碁を楽しいと思えるとこまでいけた人の割合、たぶん1割にも満たないと思う。
一方、アカギや咲を見て麻雀やりたいってなった人の6割くらいは、麻雀楽しめたんじゃないだろうか。(自分の周りの超少ないサンプルでしかないけど)


囲碁入門用のツールもないわけではない。
プロを含めた色んな人ががんばって分かりやすいアプリや本を出している。しかし、それでもなお、「まあなんか一応打てるようになったわ」止まりであり、「囲碁、おもろ!!」までは引き上げてくれない。

これは仮説だけど、囲碁を楽しむための最も大きな障壁は、選択肢の多さだと思う。
19路盤は、候補手が単純計算19×19=361。約300の選択肢の中から一つを選ぶ、これを200回くらい繰り返す。
多すぎて何をどう考えて選べばいいか分からない。人生かよ。

選択の科学的な文脈でも、選択肢が多ければ多いほど購買意欲は低下するみたいな話がある。選択肢が多すぎると脳が思考放棄してしまうのだ。だって、しんどいの嫌だし。


そこで解決策を思いついた。
思い切って、二択問題にしてはどうだろう?
AIが良手と悪手を一つずつ選び二択問題として出題し、プレイヤーは良いと思う手を選ぶ。これを毎ターン繰り返すことで対局するアプリ。

たとえ二択であっても、それぞれの手の先を読むわけだから、本来の囲碁で考えることとかけ離れていない。良い感じのスモールステップになっているのではなかろうか。棋力があがれば少しずつ選択肢の数を多くしていけばいい。

なんか良さげだ。

いつか作るかも。
いつか、ね。
ちょっといま作りたいもの多すぎて渋滞している。

今日の進捗は以上!


サポートしていただけると泣いて喜びます!サーバー代に使わせて頂きます。