見出し画像

継ぐのは、魂

『仮面ライダー THE FIRST』です。

1971年に登場して以来、現在に至るまで形を変えて受け継がれている石ノ森章太郎原作の「仮面ライダー」。本作ではその初代・仮面ライダー1号が35年ぶりに復活を果たす。
類まれな頭脳を持つ青年・本郷猛は、ある日、悪の秘密結社“ショッカー”により、バッタの能力を持つ改造人間・仮面ライダー1号にされてしまう。自分が悪に加担したことを知った本郷は深い悲しみにくれるが、彼に婚約者を殺されたと思い込む緑川あすかはそんな彼を許そうとしない。一方、ショッカーは組織を裏切った1号を抹殺しようと、新たに仮面ライダー2号を差し向ける。2号こと一文字隼人はあすかに近づくが。。。実際は正義とかなんてどうでも良くて、 たまたま手に入ったスーパーパワーにものを言わせて 惚れた女を救いに行く二人の男の物語w

公式サイトによると原作「萬画」版を換骨奪胎した、原点回帰作品だという。
ポイントは「萬画」版をベースとしているという点だ。「萬画」版仮面ライダーはどうしようもなく暗い作品で、テレビ版のように派手な変身もしないし、勧善懲悪の物語でもない。仮面ライダーがマスクを被る理由も、改造手術で出来た顔の傷を隠すためだし、とにかく全然爽快感のないヒーローものなのである。まあ石ノ森章太郎が書くヒーローものは皆こんな感じだが、アクション、ストーリーともに最高。古今のリメイク特撮物の中ではダントツの出来!やはり改造人間でないとライダーじゃないよね!
カッコ良すぎる!
これが仮面ライダーってもんですよ?
令和のライダー諸君w

個人的にツボだったのは、オープニングが「せまる~ショッカー~♪」で始まり、あれだけ色の違う1号と2号の区別がつかないヒロイン。最もあれは、マフラーの色が違うのにショッカーライダーだと気付かないライダー世界の住人を考えれば普通なのかも知れませんがw 恋人・克彦の死体を目撃したヒロイン・あすかが、そこにいただけの本郷をいきなり犯人に断定する辺りも何だか不可解。このままじゃ済まさないとか言う前にとりあえず。。。警察に通報しろ(笑)。
美代子が倒れた時に晴彦が抱き抱えた時、『助けてくださぁい!!』と言って欲しかったです(笑)
それとショッカー幹部のISSAは、普通にISSAで、仮面ライダーの歌を歌っちゃ駄目でしょ。。。そうか印税をショッカーの活動資金にしているのねw
立花のおやっさんの扱いも残念でならないあんなチョイ役に宮内洋使うなー。V3だぞ!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?