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【DELF B2】受験記録フランス・リヨン

この記事では、DELF B2に合格した際に私が取得した点数と、受験したときの手応えについて書きます(試験内容も覚えていれば書きます)。受験してから月日が経っているため、鮮明な記憶ではありませんが、覚えてる限り記していきます。
ちなみにリヨンのInflexyonで受けました。

DEFL B2点数

実際に私が取得した点数がこちらです。

CE:19.0
CO:19.0
PE:19.5
PO:23.0
計80.5で合格することができました。

内容と手応え

CEとCOは内容をほとんど忘れてしまっているため、興味のない方はこの二つは飛ばしていただいて構いません。POが一番記憶に残っています。
全体的な手応えとしては「特に大きな失敗はしてないはずだから受かるだろう。だけれでもちょっと心配」といった感じでした。
結果を受け取った時は、自分の予想をはるかに上回る点数に驚きました。

CE:19.0

内容は、エコツーリズムについてでした。(2つ目の記事の内容は完全に忘れてしまいました。)選択・記述問題どちらもありました。

何個か分からない単語があり、確信を持って答えられていない問題が2問ほどありましたが全問に答えることができました。

CO:19.0

試験内容は忘れてしまいました。CEほどの手応えは感じられませんでしたが、全問に答えました。何か書けば点数がもらえるかもと思ったので…記述と選択、両方の問題がありました。

PE:19.5

区長に手紙を出す問題だったと思います。詳しい内容は完全に忘れてしまいました。

DELF B2では250字程度書かなければならないのですが、当時の私は語学学校で400字以上書かされる練習をさせられていたため、250字を大幅に超えて400字ほど書いてしまっていたと思います。字数を超えていることを知らないまま書き続け、終了時間が迫ってきて字数を数え直した際にかなりオーバーしていることに気付きました。最後は何とか丸め込む形で文章を終えました。字数を超えていたことは少しショックでしたが、「まあ足りないよりはマシだろう」と思い、特に修正せずに提出しました。

PO:23.0

POは筆記試験とは別の日に受験しました。私の場合、POが筆記試験よりも前の日にありました。

手応えとしてはまあまあで、「やらかした…」と思った場面は特にありませんでした。しかし、試験官との討論のパートの際に、同じ動詞を複数回使ってしまったことは試験後に少し残念に思いました。

試験の流れ(PO)↓

① 当日、試験会場に行くとまずは待機室に案内されます。しばらく待つと自分の名前とその他2名の受験者の名前が呼ばれ、教室に案内されます。
1〜8(多分)の中で好きな数字を2つ言うように指示されました。数字を言ったら、その番号の記事が渡され、ざっと目を通してどちらかひとつを選ぶように指示されます。(ちなみに、部屋に入る時点で、私より先に試験が始まっており、記事を読んでプランを練っている人が数名いました。)

② 私が選んだ内容は、「子供に正しい綴りを覚えさせるためのロボット」についてでした。(ロボットの仕組みは次の通りです:ロボットが文字を書く→その時にロボットがあえて綴りを間違える→その間違いを子供たちが見つけ、彼らがその綴りを修正する、というものです。)

③ 準備時間30分の中で、記事を読んで自分で問題提起をし、プランを練りました。問題提起に対してouiとnon、両方の意見をそれぞれ3つずつ考え、プレゼンの時間が短くなりすぎないように注意してメモを作成しました。

④ 30分経つと、次は試験官がいる部屋に案内されます。試験官は1人でした。最初に、POの試験ではどんなことをするのか簡単に説明を受けました。もしかしたら時々、試験でやるべきことと全く別のことをやり出す受験者がいるのかも知れません。この説明が終わると本格的に試験が始まりました。

自分の読んだ記事の要約を簡単に伝え、問題提起、それに対する意見をouiとnonそれぞれ伝えました。その上で自分はどちらの立場なのかを示し、最後には新たなQuestion ouverteを提示して、口頭発表を終えました。(Question ouverte はEst-ce que〜? Faut-il〜?などのoui/nonで答えられる質問ではなく、Comment〜?やDans quelle mesure〜?などで始まる質問です。この質問の場合はoui/nonで答えられません。私は語学学校で、「最後には必ずQuestion ouverteを入れなさい」と口酸っぱく言われました。)
試験官の方がところどころtrès bienと言ってくださっていました。当時の私は「これ本当にtrès bienって思ってるのかな?みんなに言ってるのかな?」と思いながら聞いていました。

⑤ 発表が終わると次は議論です。私の場合、あまり議論という形ではなく、「このロボットは子供にとって良いと思う?」「なぜわざわざお金をかけてこのロボットを学校は導入するんだと思う?」といったように、意見を問われる質問が多かったと思います。ところどころ瞬時に答えられない問題があったので、「難しい質問ですね…」とか「少し考えさせてください」と言って、沈黙にならないように答えていました。

やはり、試験なので普段よりとても緊張しました。普段ならあまりしないような動詞のミスもしてしまいました。(「あっ間違えた!」と気づいたらその場ですぐに訂正して、話し続けました。)

⑥ 10分ほど試験官からの質問を受け、「ではこれで終わります」と言われ部屋を退出。そのまま建物を出て帰路につきました。

気をつけていたこと(PO)

・試験官のメモを取るスピードに合わせて話すように意識。時々アイコンタクトを取りながら話していました。
・始めに必ず自分の発表のプランを言うこと。(どういう順番でおおよそどんなことを言うのか、はじめの方に言いました。)(この発表の仕方については後日、別記事にて紹介できればと思います。)

大まかに言うとこの2点です。あとは相手に聞こえるぐらいの声で話すなど…普通のコミュニケーションにおいても大事な部分は意識していました。


以上が、私がDELF B2を受けたときの結果と手応えです。
POの経験談だけでも誰かのお役に立てれば幸いです。

DELF B2を受けた際は、特に対策は行いませんでした。というのも、当時通っていた語学学校での授業がDELFのためになる内容だったからです。
また他の記事で、私が通っていた語学学校のB2レベルの授業について書かせていただきます。

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