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ブレンドコーヒーの秘密☕️🌈

『カモメロースタリ東京』でコーヒー豆の焙煎士をしております。
今回は『ブレンドコーヒー』というものについてお話ししたいと思います。
この記事で皆さんのコーヒータイムが少しでも充実しましたら嬉しいです。

みなさんはコーヒー豆を購入する時や、カフェで注文する時に『ブレンド』と言う言葉を聞いたことがあると思います。
ではブランドとはどう言う意味なのでしょうか?『いろいろなコーヒー豆が混ざっている』確かにその通りです。詳しくご説明いたしますと。

コーヒー豆は大きく次の通り分類されます。
①シングルオリジン
②ストレートコーヒー
③ブレンドコーヒー


それぞれの違いを簡単に説明しますと、
シングルオリジン:単一の農園で収穫されたコーヒー豆
ストレートコーヒー:その地域や単一の国で収穫されたコーヒー豆(例えば『グアテマラ』など)
ブレンドコーヒー:数カ国のコーヒー豆を混ぜて味を調整したもの
となります。

また、ブレンドコーヒーの中には『キリマンジャロブレンド』『グアテマラブレンド』などと名柄が明記されているものもあります。
この表示をする為には、その銘柄のコーヒー豆が30%以上含まれていることが必要になります。つまり『グアテマラブレンド』ということはグアテマラ産のコーヒー豆が30%以上ブレンドされていますよ。と言う意味です。

ではなぜわざわざコーヒー豆をブレンドするのでしょうか?
それはコーヒー豆は産地やその国の土壌や気候によってそれぞれキャラクターが違うからです。
酸味が強いですとか、苦味やコクがあるなどとよく表現されます。この為、いかに飲みやすく、美味しいコーヒーを味わうかを考えた結果、『ブレンド』という選択肢に至ったのだと思います。
※中には高級銘柄のコーヒー豆を100%使うとビックリするぐらい高額なコーヒーになってしまう為、一般的な価格に近づける事を目的にブレンドしている場合もあります。

ここからは個人の感想となりますが、コーヒー豆を焙煎していて思いますに、最近のコーヒー豆はどの国も生豆の品質がよく、国や農園ごとのキャラクターが出ていてとても素晴らしいです。
各国のコーヒー豆の品質基準や、コンテストなどの影響もあり、豆の品質は格段に上がっています。
ですので、ブレンドではなく国や農園ごとのコーヒーの味を比べて楽しむことこそ、コーヒーの醍醐味だと私は思います。

ブレンドされたコーヒーよりも、ストレートコーヒーやシングルオリジンのコーヒーを飲み比べて、コーヒー時間を充実させてください😊
びっくりするぐらいフローラルな香りがしたり、煎り具合によっても味が変わります。自分なりの楽しみ方を見つけてください。
ではでは。

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