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正欲~どうしてあなたが多数派なだけであなたに正常か決められないといけない?~

こんにちは、皆さん!初めまして、かものねぎです。まず初めに、このブログがどんなコンテンツであるかについてお話ししようと思います。
このブログは大学一年生が副業を始めようと奮闘するアカウントになります。等身大の独学課程をリアルタイムでお届けすることで副業を始めたいけど、、という人たちに勇気やきっかけを与えられたらいいなと思います。有識者さんからのアドバイスももちろんお待ちしております!!では早速メイントピックに入りましょう!



はじめに

今回は朝井リョウ著の「正欲」を紹介したいと思います。この本は3日前から読み始めて今読み終わったのですが、読んでる最中からこれは絶対いろんな人に読んでもらいたい。読んでもらうべき本だ。と思っていてついに読み終わったので紹介できてうれしく思います。こちらはたまたま図書館で見つけ手に取ったものなのですが本屋に行ったら目玉商品として並んでいたのでどういうことか調べてみると11月10日に映画上映がされたそうですね。これが人気になる理由もよくわかる作品になっていますので是非ご覧ください。

「正欲」の紹介

この本は昨今世界規模で話題になっているLGBTやマイノリティ、多様性にも関係するものになっていて令和が始まったあの5月1日の前後では私たちが知らない、だけど知らないには大きすぎる世界、大多数の人が知ったところでどうすることもできずただ拒絶することしかできないものが広がっていました。
寺井啓喜、桐生夏月、神戸八重子などの複数人の視点からそれぞれ話が展開されていきます。最初は何気ない各個人の日常生活からだんだんその人が抱えている悩み、闇、根っこの部分、人から共感されない、そしてされてはいけない部分が僕たち読者には露わになっていきます。そしてそれを知っていくうちに僕たちが今まで当たり前、普通だと思っていた尺度がゆがみ始めます。

好きなフレーズ


ネタバレにはしたくないのであまり詳しくは言えませんが僕が好きな人は諸橋大也と佐々木佳道で忘れたくなくてメモした中の一つを紹介したいと思います。それは「自分の想像力の及ばなさを自覚していない狭い狭い視野による公式で誰かの苦しみを解き明かそうとするな」です。これはこの本の名言の中でもストレートで比較的わかりやすいものになっています。困っている人を助けるのは美徳だとされているが果たして自分の狭い視野でみているその人なぜ困っていると決めつけているのか、困っているとしても彼は助けられたいと思っているのか、そもそもその人は同じ岸にいたいとおもっていないじゃないか。と自分の中でも納得するものがありました。

さいごに (この部分は読んでほしいです)

これを読んだことで自分には当たり前に備わっていて考えることのなかった人生はどれだけ幸福で、だけど幸せなことではなくて、難しいことか思い知らされました。読む人の根っこによってとらえ方は何千にも何万にも膨れ上がります。この本は少しでも多くの人に広がってそれぞれがただ隣に或るようになる世界に導いてくれるものだと思いました。ぜひ読んでみてください。

リンク

宣伝とかではなく本当に読んでほしいと思ったので紹介しました。なので図書館で借りれる人などメルカリで買える人はそちらで買ってもらって構いません。ですがその作業がめんどくさい人、すぐ読みたい人のために念のためリンクを張っておきます。


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