ぶっちゃけエロければなんでもいい

昨今話題になっている性自認やLGBTQなどの話。
みんなは自分の性自認(これはわかりやすいと思う)、そして性対象をすぐに答えられるだろうか。
 
私は高校時代演劇部に所属していた。
男子生徒のいない私たちでは、男性役を女性を演じるのが当たり前だった。

そもそも入部したのも新入生歓迎会で男装した先輩に見惚れたから、という超不順動機だ。
(他にももともと演劇に憧れがあった、というのはある)

私は当時付き合っている彼氏がいたが、2つ上の先輩たちが大好きだった。
特にショタボの小さくて可愛い先輩。もちろん女性である。

少年役を任されることが多いその先輩のことが大好きだった。むしろその先輩に会うために部活行ってた。ほぼ一目惚れ?一聞惚れ?みたいなものだった。

もともと小中と、女の子とキスをしたりそれ以上のことも少しだけしたりしていた。
女の子を好きになったこともあったが、それを友情か恋愛か、はっきり分別できるかというと分からなかった。

それでも私は当時の彼氏と本気で別れるか悩むくらいには先輩のことが好きになっていたし、先輩に悪戯をする妄想で自慰行為をした。
たぶん女性器も舐められるな、と思った。

まあその気持ちは結局胸にしまったまま先輩は卒業してしまうのだけど。

女性を好きになることがあるからと言って別にそれに悩んだりしたこともなかったし、異常なことだとも思わなかった。
女も男も好きになることが出来るから人よりOKゾーンが広くてラッキー♪くらいに思ってた。

その後も女性と関係を持つこともあったし、もちろん男性と関係を持つこともあった。

前述のnoteでもサラッと書いたが私は性に貪欲だったのだ。

それでもなんとなく、男性に対する好意=恋愛、女性に対する好意=友情 のような図が自分の中で出来ているのは感じていた。
しかし女性とセックスをすることももちろん出来る。というか男性に対する性欲と同様に、女性に対する性欲もあるのだ。

私はバイ・セクシャルなんだろうか?
自分がバイ・セクシャルなのかと聞かれるとおそらくそういう区分になるだろう、としか言えない。


話は変わるが私はBL漫画も大好きだ。百合漫画も大好き。普通の男女の絡みも大好き。
ぶっちゃけエロはなんでも好きだ。

一時期腐女子なの?と(腐女子という言葉が世間に多く認知され始めた頃)聞かれていたこともある。
それにもうーん、という感じだった。
BLは好きだけど、別にBLを摂取したくて摂取してる訳では無かった。

ここでたどり着いた答えは、“ぶっちゃけエロければなんでもいい”という事だ。

BLも百合もノーマルも、“エロ”という栄養を摂取するための手段に過ぎなかったからだ。


話は戻るが私にとって性差もそれでしかない、と気がついた。
前提にエロがあり、それを満たす手段に女体か、男体か、またはどちらでもないのか、私がエロと認識できる範囲であればなんでもいいのだ。

同じ演劇部の先輩で、いつも男役をやっていて、同性から告白される女の先輩がいた。
それは上記のショタボ先輩とは違う先輩だったが、気が合うので大人になっても付き合いがあった。

その先輩に、「先輩は女性を好きにならないんですか?」と聞いたことがある。
先輩は、「うーん、今まで好きになったことは無いけど、これから好きになることはあるかもしれないよね」と言っていた。

なるほど、と思った。
人生100年時代、その人生の中で1度や2度くらい、同性を好きになることだってあるかもしれないのだ。
その可能性が100%無いとは誰だって言い切れないだろう。

私はただ、性別を問わずにエロを摂取できる、それだけがこれまでもこれからも自信を持って言えることだ。


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