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プリキュア感想

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記事一覧

「デリシャスパーティ♡プリキュア」 感想

 プリキュアシリーズ19作目「デリシャスパーティ♡プリキュア」。モチーフは「ごはん」。各プリキュアはお料理をイメージしたキャラクターデザイン。個人技もそれに基づいた形になっており、キュアスパイシーはパン型のシールドを、キュアヤムヤムは麺状の無数のカッターを、キュアフィナーレは金平糖のエネルギー弾を駆使して戦う(プレシャスは個人技がx000kcalパンチだったので、一人だけ料理?ではありましたけど)

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「ヒーリングっど♡プリキュア」感想

 プリキュアシリーズ17作目「ヒーリングっど♡プリキュア」。コンセプトは「地球のお医者さん」。この作品、公式HPなどのビジュアルからやさしい受ける印象とは打って変わって、戦いについては結構シビア。とにかく敵側の強さ、それに対する絶望感が強調されています。お医者さんがコンセプトなためか、敵キャラクターは地球の病原菌をモチーフに、地球を蝕む(=病気にする)存在「ビョーゲンズ」。敵のパターンは多く、メイ

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「スター☆トゥインクルプリキュア」感想

 プリキュアシリーズ16作目「スター☆トゥインクルプリキュア」。モチーフは「宇宙」と「星座」。舞台を「宇宙」として描かれた本作品は49話中、20話以上が宇宙での話(もちろん地球での話もありますが)。リアル宇宙ではなく、星空界というファンシーな世界観が舞台ではありますが、戦う場所が違う、登場人物も増やせると、バリエーション豊かにストーリーを展開していきます。

 個人的に変身シーンはシリーズ随一。2

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「Hugっと!プリキュア」感想

 プリキュアシリーズ15作目「Hugっと!プリキュア」

 

 テーマは「子育て」。この「子育て」の部分を、「赤ん坊をお世話する」だけについて絞れば、プリキュアでは何も珍しい描写ではなく、今までも妖精の赤ん坊をお世話するような(フレッシュプリキュアとか、魔法つかいプリキュアとか)プリキュアはありました。しかし、本作のお世話をする対象のハグたんは本物の赤ん坊(のちに未来のプリキュア、キュアトゥモ

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「キラキラ☆プリキュアアラモード」感想

 プリキュアシリーズ14作目「キラキラ☆プリキュアアラモード」。モチーフは「スイーツ」×「アニマル」。一言で言えば癒し系。ただ、物語としては、約10話単位という高めの頻度で敵の入れ替え、それによる徐々に敵の目的が分かっていく構成。そしてプリキュア個人回での各々のテーマがハッキリしていて、それが繋がっていく……個人的にはキャラクターではなく、物語で引っ張っている印象。

 変身BGM(キュアラモード

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「スマイルプリキュア!」感想

(ヘッダー画像:公式HP https://www.toei-anim.co.jp/tv/smile_precure/ より)

 プリキュアシリーズ9作目。本作のコンセプトは「いつもスマイルでいれば、ハッピーな未来が待っている!」。特徴としては日常描写に特化点を置いたこと。1話完結の完成度、面白さがかなりのものとなります。困難があっても笑顔でいれば明るい未来が、というテーマ的な部分もあるのですが、

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「Yes!プリキュア5」感想

 プリキュアシリーズ4作目の本作のテーマは「夢と希望」。「ふたりは」がタイトルから外れたシリーズ初の5人構成のプリキュアとなっています。全体的に続きものとなるような連続性のあるシナリオは少なく、終盤までは1話完結のシナリオがほとんど(終盤以外だと連続していても2話分程度)。しかも敵幹部も含めてコメディ要素が多め……一般サラリーマンを想起させる敵組織、出撃時に「管理職は残業代でないし」とか、パワハラ

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「魔法つかいプリキュア!」感想

 プリキュアシリーズ13作目の本作は魔法をテーマに掲げ、コンセプトは「人間界と魔法界の少女が手をつなぐことによって生まれる友情と奇跡」

 日常描写に重点を置いている本作は世界観が売りの一つだと思います。序盤からみらい視点での魔法界、リコ視点での人間界、双方の新鮮な驚きを入れつつ彼女らの関係性を描いたため、非日常感が出ることになり、みらいの言葉を借りれば全体的にわくわくもんな作風になっています。ふ

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キュアラブリーについて(ハピネスチャージプリキュアを観終えて)

  ※ハピネスチャージプリキュアの感想記事としていたのですが、内容はほとんどラブリーのみへの言及となってしまいました。2週目をした際に全体感想は書くと思います。

 「この胸に愛がある限りこのキュアラブリーは無敵なんだから」
(―――ハピネスチャージプリキュア! オープニングより)

 全話観終わったとき、この台詞の印象がガラっと変わりました。確かにラブリーって通常戦闘ではほとんどピンチにはならず

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