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たまに長めの感想を吐き出したい時用。 https://twitter.com/Kanakan80185054

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  • プリキュア感想

最近の記事

「デリシャスパーティ♡プリキュア」 感想

 プリキュアシリーズ19作目「デリシャスパーティ♡プリキュア」。モチーフは「ごはん」。各プリキュアはお料理をイメージしたキャラクターデザイン。個人技もそれに基づいた形になっており、キュアスパイシーはパン型のシールドを、キュアヤムヤムは麺状の無数のカッターを、キュアフィナーレは金平糖のエネルギー弾を駆使して戦う(プレシャスは個人技がx000kcalパンチだったので、一人だけ料理?ではありましたけど)。  各話、料理を“作ること”をメインに描く作品ではなく、料理を“食べること”

    • 「ヒーリングっど♡プリキュア」感想

       プリキュアシリーズ17作目「ヒーリングっど♡プリキュア」。コンセプトは「地球のお医者さん」。この作品、公式HPなどのビジュアルからやさしい受ける印象とは打って変わって、戦いについては結構シビア。とにかく敵側の強さ、それに対する絶望感が強調されています。お医者さんがコンセプトなためか、敵キャラクターは地球の病原菌をモチーフに、地球を蝕む(=病気にする)存在「ビョーゲンズ」。敵のパターンは多く、メインとなる三幹部のシンドイーネ、グアイワル、ダルイゼンだけではなく、その幹部たちと

      • 「スター☆トゥインクルプリキュア」感想

         プリキュアシリーズ16作目「スター☆トゥインクルプリキュア」。モチーフは「宇宙」と「星座」。舞台を「宇宙」として描かれた本作品は49話中、20話以上が宇宙での話(もちろん地球での話もありますが)。リアル宇宙ではなく、星空界というファンシーな世界観が舞台ではありますが、戦う場所が違う、登場人物も増やせると、バリエーション豊かにストーリーを展開していきます。  個人的に変身シーンはシリーズ随一。2022現在、シリーズで唯一“歌いながら”プリキュアに変身する。いや、変身と歌がこ

        • Twitterでアニメ批判を言わない理由

           ※感想自体への批判的な表現が混じります。そういったのが苦手な方はブラウザバック願います。  某アニメ批判で私のTLでも結構空気がピリピリしています(私のTL構築的には直接的な批判よりは批判に対する批判の方が目にする感じかな?)。  私はTwitterで感想に批判は入れないようにしています。否定的な感想を抱きそうになっても(頻度はそんなにないですが)製作者の方は何故“あえて”これを描いたんだろう?と“肯定しよう”とするし、”その方が楽しいから”というのもあります。  自

        「デリシャスパーティ♡プリキュア」 感想

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        • プリキュア感想
          9本

        記事

          「Hugっと!プリキュア」感想

           プリキュアシリーズ15作目「Hugっと!プリキュア」    テーマは「子育て」。この「子育て」の部分を、「赤ん坊をお世話する」だけについて絞れば、プリキュアでは何も珍しい描写ではなく、今までも妖精の赤ん坊をお世話するような(フレッシュプリキュアとか、魔法つかいプリキュアとか)プリキュアはありました。しかし、本作のお世話をする対象のハグたんは本物の赤ん坊(のちに未来のプリキュア、キュアトゥモローが元になっていることが明らかになりますし、要所で不思議な力を使うので普通の赤

          「Hugっと!プリキュア」感想

          「キラキラ☆プリキュアアラモード」感想

           プリキュアシリーズ14作目「キラキラ☆プリキュアアラモード」。モチーフは「スイーツ」×「アニマル」。一言で言えば癒し系。ただ、物語としては、約10話単位という高めの頻度で敵の入れ替え、それによる徐々に敵の目的が分かっていく構成。そしてプリキュア個人回での各々のテーマがハッキリしていて、それが繋がっていく……個人的にはキャラクターではなく、物語で引っ張っている印象。  変身BGM(キュアラモード・デコレーション)をプリキュアごとに用意し、戦闘シーンで個人々々の専用キャラクタ

          「キラキラ☆プリキュアアラモード」感想

          「スマイルプリキュア!」感想

          (ヘッダー画像:公式HP https://www.toei-anim.co.jp/tv/smile_precure/ より)  プリキュアシリーズ9作目。本作のコンセプトは「いつもスマイルでいれば、ハッピーな未来が待っている!」。特徴としては日常描写に特化点を置いたこと。1話完結の完成度、面白さがかなりのものとなります。困難があっても笑顔でいれば明るい未来が、というテーマ的な部分もあるのですが、コメディ要素がかなり強く、視聴者を笑わせるという意味での「スマイル」な作品になっ

          「スマイルプリキュア!」感想

          「少女 歌劇 レヴュースタァライトTV版&劇場版」感想

           「歌とダンスが織りなす魅惑の舞台。最もキラめいたレヴューを魅せてくれた方にはトップスタァへの道が開かれるでしょう」 (―――少女歌劇レヴュースタァライト 第1話 きりんより)  「少女 歌劇 レヴュースタァライト」最大の見所と言っても良い「レヴュー」。本作は舞台少女9人の現実たる日常とこの「レヴュー」を交互に描きます。劇中劇のようになっていますが、現実のレヴューとは異なったものとなります。現実のように舞台を演じるだけではなく、その舞台、照明、音響が現実離れした動きをする

          「少女 歌劇 レヴュースタァライトTV版&劇場版」感想

          「Yes!プリキュア5」感想

           プリキュアシリーズ4作目の本作のテーマは「夢と希望」。「ふたりは」がタイトルから外れたシリーズ初の5人構成のプリキュアとなっています。全体的に続きものとなるような連続性のあるシナリオは少なく、終盤までは1話完結のシナリオがほとんど(終盤以外だと連続していても2話分程度)。しかも敵幹部も含めてコメディ要素が多め……一般サラリーマンを想起させる敵組織、出撃時に「管理職は残業代でないし」とか、パワハラしていた部下をすべて失った失態から、別部署に異動して逆にパワハラを受けるブンビー

          「Yes!プリキュア5」感想

          「魔法つかいプリキュア!」感想

           プリキュアシリーズ13作目の本作は魔法をテーマに掲げ、コンセプトは「人間界と魔法界の少女が手をつなぐことによって生まれる友情と奇跡」  日常描写に重点を置いている本作は世界観が売りの一つだと思います。序盤からみらい視点での魔法界、リコ視点での人間界、双方の新鮮な驚きを入れつつ彼女らの関係性を描いたため、非日常感が出ることになり、みらいの言葉を借りれば全体的にわくわくもんな作風になっています。ふたりはシリーズのように1部ではプリキュアは二人のみですが、変身バンク4フォーム(

          「魔法つかいプリキュア!」感想

          「映画 魔法つかいプリキュア!奇跡の変身!キュアモフルン!」感想

          ※以下、あんまり映画の内容に触れていません。 奇跡とご都合主義は紙一重であり、何をもってご都合主義とするかは人それぞれですが、ご都合主義自体は物語を展開する上では(必ずしもではないですが)必要なものであり、ただ、観客の現実からあまりにも離れている場合には不快感を与えてしまう。だから多くの創作物はその距離を埋めるためにご都合主義自体に“意味”を与えてくる。私はそう思っています。 本作はタイトルに“奇跡”を冠した作品となります。 プリキュアの映画での奇跡といえば本作でも登場

          「映画 魔法つかいプリキュア!奇跡の変身!キュアモフルン!」感想

          キュアラブリーについて(ハピネスチャージプリキュアを観終えて)

            ※ハピネスチャージプリキュアの感想記事としていたのですが、内容はほとんどラブリーのみへの言及となってしまいました。2週目をした際に全体感想は書くと思います。  「この胸に愛がある限りこのキュアラブリーは無敵なんだから」 (―――ハピネスチャージプリキュア! オープニングより)  全話観終わったとき、この台詞の印象がガラっと変わりました。確かにラブリーって通常戦闘ではほとんどピンチにはならず、戦闘的な弱さは感じさせないんですよね。代わりに強調してきたのは彼女の精神的な歪

          キュアラブリーについて(ハピネスチャージプリキュアを観終えて)