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著作権者不明の壁から見えたこと

読書会を開催したいな…とは以前からずっと思っていましたが、
一つ立ちはだかっていたのが、「著作権」

どこまでの利用が良くて、どこからがNGなのか。
なんとなくわかるようでわからなくて、
でも知らないうちに権利侵害していたら嫌だなぁ…と。

色々調べてサイト等の文章を読んでもあまり入ってこないので😭
誰かに聞きたい!
でも誰に問い合わせたら良いのか…というところから始まりました。

実は、私は電話で予約・問い合わせをするのもかなり苦手。
ついずるずると先延ばしにしがちなのですが、
今回は私の中では結構スムーズに問い合わせができたので、
頑張った記録を残しておこうと思います。

誰かの役に立ちますように。(立つのか?)

その前に結論!

3/13(月)13:00〜 読書会「おおきな木」
テーマ:訳の比較を通して、感じたことを語り合う会
人 数:2〜5名(まだ余裕あります!)
参加費:500円に変更しました。(本を各自ご準備いただくため。)
(銀行振込 or 私のnote記事へサポートという形でお願いします。)

お申し込み方法:参加希望とこの記事にコメント or TwitterにDM

お願い:本は、お手数ですが各自ご準備をお願いします🙏(これが結論!)
村上春樹訳のあすなろ書房出版の資料については、訳の写しを送付できます。(その場合費用として+500円。読書会終了後、返送をお願いします。)

本の概略や、話すポイントについては口頭で説明しますので、本がないから参加できない、ということはないようにします!ただ、ご準備いただいた方が何かとスムーズかと思いますので、ご協力よろしくお願いします。

では、この結論に至った経緯を下記に記していきたいと思います。

どこまでOK?

私の今回ミッションは、

《「おおきな木」という絵本を読書会で使用したい。》

ただ、全員に本を用意していただくのは結構ハードル高いかな?
コピーのお渡しはNGだろうなぁ。会終了後に回収すればOK?
私が朗読するのは?
スライドで一部写すのは?
どこまでOKなのかが知りたかった。

ただ、読み聞かせで全文朗読するのも、場合によっては申請がいるということが調べるうちにわかったので、思い切って問い合わせることに。

私が今回、問い合わせをしたのは、以下の3箇所。

CRIC公益社団法人著作権情報センター 著作権電話相談室
あすなろ書房 著作物利用受付係
文化庁 著作権課管理係

どの担当の方も、個人の、しかも著作権について何もわかってない素人の私に、親切に簡潔に教えてくださいました。感謝!
問い合わせ、恐るるに足らずw
聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥!

問い合わせの流れ

まず、本を各自がもっていて、あれこれおしゃべりするのはOK。
確かに、何にもコピーしてないからね。


でも、参加したいけど本を用意できない方がいたら?


コピーをお渡しして、その場で回収するというのは?
もしくは後日返送していただくのは?
それとか、必要箇所のみスライドにして写すのは?


これは著作権者にその旨を申請して許可が出ればOK
(ここまでは、CRIC公益社団法人著作権情報センターさんより。)


では出版社へ問い合わせ。
今回私が使用しようとしている、「おおきな木」でいうと、村上春樹訳を出版されているあすなろ書房さんに問い合わせたところ、FAX一枚で、複写・スライド、どちらも許可をいただくことができました。しかも対応が速い!
(ただし、会の録画はNG)
とても優しく対応してくださったので、必要な方は恐れず申請をw

ただし、旧訳の方は、出版社ももう会社として機能しておらず、著者の方は亡くなっている。著作権者不明の状態。(だから新訳が出たんだもんね。)


一応、スライドでの利用については、引用の範囲を越えなければ OKらしい。

とはいえ、基本的には、お子さんやお孫さんなどご家族を探し許可をとる

個人の力では難しそう。

もしくは

文化庁の著作権者不明の場合の裁定制度を利用する。

これには、電話での問い合わせ、書類の送付のほかに費用、労力と期間(約1〜3カ月程度必要)

というのが、今回調べてわかったことでした。

初心に立ち帰る

色々調べてみてまず、あれこれ先走り過ぎていたなぁということ!

やるなら、資料用意しなきゃ!
それなら著作権どうなってんの?
と今回の騒動は始りましたが、そもそも私がしたいことは、

同じ本を共有して話がしたい!

これに尽きる。
もともと「おおきな木」が好きな方、
この企画に興味をもってくださった方、
本を買う、もしくは図書館で借りるなどの準備が苦ではない方と
楽しくおしゃべりして、時間を共有できたらそれで良いのです☺︎

つい、たくさんの人に来てほしい!(人が集まらないとかっこ悪い!)とか、
なんかそれっぽいこと(資料の準備とかw)しなくちゃ!
みたいな気持ちが出て、空回りしていたように思います。

今回の収穫は、色々自分で動いて調べた上で結論を出すことができた、ということ。
私なりに苦手なことでもするする頑張ったなぁと思いますが、
私がやりたいことのためには、そんな小難しい手続きをしようとするよりも、

本は各自ご用意ください。

と素直にお願いすることでしたw

しかも、申し込んでくださった方は、自発的に本を準備してくださっていたというミラクル🥹
もう結論出てるじゃんw

という訳で、再度お願い。

本は、各自図書館なり、書店なりアマゾンなりで用意していただいた上で、「おおきな木」について話してみたいという方は、お気軽にご参加いただけると嬉しいです☺︎
私の長年のシミュレーションでは、きっと楽しい会になるはず!

ご参加お待ちしていますので、よろしくお願いします!

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