その対応、相手の行動を助長させていませんか?
Podcast記念すべき第一回の放送内容です🎙
行動には、必ずそれを引き起こす先行事象(Antecedent)と
結果(Consequence)があります。
[先行事象→行動→結果]
これをABA(応用行動分析学)では3 Term Contingency ~三項随伴性~呼びます。
生き物は、
行動の直後に起こった結果が望ましいもの、期待していたものであれば、その行動を繰り返し、
行動の直後に起こった結果が望ましくない、期待していたものでなければ、その行動をやめてしまいます。
この結果によって行動の頻度や強度を上げることを「強化」といい、
この結果によって行動の頻度や強度を下げることを「弱化」といいます。
例えば、お腹すかせて街を歩いてるとき、美味しそうなカレーの匂いがレストランからしてきたので、そのお店に入ってカレーを食べたとします。このお店のはカレーは1皿3000円で、感動するほどおいしかったです。
さて、みなさんはまたこのカレーを食べに行きますか?
ここでは
カレーの匂いが先行事象
お店に入ってカレーを食べるという動作が行動
3000円の支払いと美味しくて感動する感覚が結果
美味しさに感動して再びこのお店に行く場合「このお店に行ってカレーを食べる」という行動が強化されたことになります。
3000円は高いと思ってこのお店に今後行かなかった場合「このお店に行ってカレーを食べる」という行動が弱化されたことになります。
結果は同じでも、人によって今後同じ行動を繰り返すか、繰り返さないかが変わります。
つまり、
あなたがある人の行動をやめさせたいと思って取っている行動が相手の行動を強化していることもあれば、
あなたがある人にもっとこういう行動をしてほしいと思って取っている行動が、実は相手の行動を弱化していることもあります。
もし、相手の行動が期待しているのと別の方向に進んでいたら、相手の行動の直後に何が起こっているのか、あなたはどんな対応をしているのか見直してみるのはいかがでしょうか。
詳しくはPodcast 「#1 娘の嫌な行動を促進してしまったお話」をお聴きください🎙
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