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スマホ依存症の怖さと、ガラケー時代のように〝今ここ″を全力で楽しみたい。


ついついスマホを触ってしまう。
今日も息子と公園に行ったのだけど、
車にスマホを忘れて。

「スマホと離れている間になにか緊急事態が起こったらどうしよう」「写真撮れない」

みたいなちょっとした不安感があった。
ちょっとした不安感どころか、めっちゃ不安でスマホを取りに戻った。

息子がブランコに乗り最高な笑顔を向けてくれると、「写真撮らなきゃ!」っていう衝動に駆られる。どんな時も最高の瞬間は写真や動画に収めたくなるような体になってしまった。
旦那やじぃじばぁばに送ると喜ぶし、、記念だし。
でも息子からしたら、最高に楽しい瞬間、目の前にiPhoneがあるのか、めちゃくちゃ笑顔の母ちゃんがいるのかどっちがいいんだろうか?
その最高の瞬間の写真も沢山溢れ、データフォルダに溢れていき埋もれていく。
写真撮っている瞬間は、リアルにあまり見えていなくって。
写真撮るのを、ちょっと辞めてみて息子の最高の瞬間を肉眼で切り取って見たらどんなに輝いて見えるのだろうか。

花火だって、イルカショーだって、動画まわしても後でほとんど見返さない。
スマホで撮るより生で見た方がよっぽどいいんだろう。

WBCで大谷翔平の打席になると観客が一斉にスマホを手に持ち撮影していた光景は印象的だ。
目の前で大谷翔平が打席に立っていたらスマホ撮るのかな。

もう、スペシャルなことが起こっている瞬間は撮影しなきゃ!っていう反射神経のようなものが人間に刻まれているのだろうか?

地震の瞬間や、避難の時もギリギリまで動画を回している人もいて、もう人間とスマホカメラで撮影したい衝動は切り離せないのかれない。

「逃げろ〜」と言いながら撮影していたり、人が倒れているのに撮影していたり。ちょっと怖い世の中になってきた。


スマホは便利だ。便利すぎるのだ。

Googleマップに、写真に、お金もスマホひとつで払えるから本当に必要不可欠で、切り離せない。


簡単に依存症になる。
もう、スマホ依存症になるように作られている。


スマホを触れば触るほど「今ここ」からは遠くなり、目の前に大切な人がいるのに、「今ここ」にいないスマホの中の遠い人のことを気にしてる。


あー、怖い。怖すぎる。
完全に依存している自分がいる。


公園に来たら目の前の息子と存分に遊びたいし、
目の前の景色を堪能したい。

スマホによって、目の前が削られている感覚がある。


何も用がないのに、見てしまうスマホ。
次々と情報が入ってくる。


YouTubeのコメント欄や、ネットニュースのコメント欄。
「なんでこんなこと書くのだろう?」と思うようなコメントも目に入る。
いつからだろう。こんなにもネットで人を批判するようになったのは。


このままスマホに人生を奪われてしまう前に、スマホで不幸になる前に距離を取らないといけない。


今日は息子とコタツに入ってみかんを食べながらテレビを見ていた。

Netflixや、YouTubeのリモコンの調子が悪く、しぶしぶテレビの録画を見た。
実家のテレビの録画だったのでずいぶん昔の録画がそのまま残してあった。
「あの頃は良かったな〜」心の声が出る。

SMAP解散前のLive映像だとか、嵐が休止前の番組だとか。昔のMステとか。ジャニーズカウントダウンとかもあった。
10年以上前の録画が沢山あって懐かしさに浸っていた。

もうね、SMAPが輝いていて。キムタクがすごく楽しそうでアイドルやってんな〜。って。

そうそう、昔は嵐やSMAPが好きで頑張って録画してたなぁ。
雑誌を切り抜いて保存したり、音楽をMDに焼いたり。その後iPodが流行りお気に入りの曲を詰めて電車で聞いていたな。

ガラケーだった高校時代、スマホじゃないから会話が多かった。
サイゼで何時間もお喋りしてた。トランプやったり、プリクラをシール帳に貼ったり。
電車でも、みんなでくだらない話で盛り上がって。
写真なんてデジカメで撮っていた。



スマホがない時代はもっと「会話」や「交流」があった。
目の前の人に全力で、目の前の面白いことに全力でやっていた。

今や電車に乗ると、私を含めスマホ触っていない人はいないくらい。


気を抜くと誹謗中傷や、心無いゴシップ記事が目に飛び込んでくる。
いつからだろう、こんなにもネットで叩かれたり批判されまくる時代になったのは。


あー、みんなのスマホをぶち壊しにいきたい。
ガラケーの時代に戻りたい。

またあの頃のように、目の前の人との会話を楽しみたい。

あぁ、でもそんなことしたらnoteの人たちとは出会えていない。
スマホの恩恵に感謝しつつ、ガラケー時代のあの頃のようにリアルを楽しむ自分を取り戻しにいこう。


目の前の人を大切に。「今この瞬間」を味わえるマインドフルネスな心を育みたい。

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