20190221 摘草

草摘めば教えてくれる忘れても

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インフルエンザで仕事を休んでいたけれど、今日から復帰。土日を挟んで、水曜日まで5日間学校を休んでいた。ひさしぶりに学校へ行くのは、先生としてでも、ちょっと緊張する。

校門を入ったら、ちょうど1年生の体育が終わったところで、ばらばらとこどもたちが帰ってきていた。わたしはみんなを眺めていたけれど、ひさしぶりで、ちょっと引っ込み思案のような気持ちになって、小さくなってしまった。

学童保育でみている、1年生の子が通りかかった。わたしを見つけて、にこっと笑って、手を小さく振ってくれた。わたしも振り返した。完全にすれ違ってしまうまで、ふたり、何をいうでもなく、手を振り合った。

放課後、学童保育に来た2年生の子が、わたしを見つけたら寄り添って来てくれた。「先生、もうしんどくない?」って、見上げていう。

「もうしんどくないよ。大丈夫。ありがとう」もうしんどくないけど、わたし、嬉しくて泣いちゃいそうだよ。

ひとは優しいなあ、と、本当に思う。みんなが優しいひとでいられるように、豊かな時間を過ごせるように、頑張ろう、そう思った。




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