「一」

「音」

「林」

「空」

「月」

「金」

「糸」

「王」

「玉」

「大」

「犬」

とかいていく。

らくしょうだ、らくしょうだ。かんじなんてかんたんだ。

かんじドリルのかんじをひとつひとつかく。

「一」のとなりに「一」ちょーかんたん。

だけどふしぎ。かんじがおはなしになっていた。

＊＊＊

「一」つの「音」もしない静かな真夜中に

「空」にはきれいな「月」があった

「月」からはたまに「金」色の「糸」がたれていた

「王」さまは眠れない夜はいつもこっそり散歩をしていた

その「王」さまの上に「糸」はたれた

「糸」に触れると「王」さまは「玉」になった

「玉」になり丘を勢いよく転がって

その先で眠っていた「大」と衝突した

「玉」は「王」さまに戻り

「大」は「犬」になった

＊＊＊

しゅくだいの「犬」までかんじがかけた。

11月1日は「犬の日」