見出し画像

10月27日は「読書の日」

本を読んでいる人を見るのが好きだ。難しい顔をして読んでいる人や、楽しそうに読んでいる人。本を読んでいる姿は様になっていると思う(あくまで個人的な意見)以前、電車で立ちながら入口のすぐ横に少しもたれて、本を読んでいた女性がとても格好良かった。たまに髪をかきあげる姿も。

本の値段が高いと言う人がいる。確かに子どものお小遣いだと高いかもしれない。しかし大人の諸君。本は本当に高いだろうか。(本と本当でダジャレみたいになりました)
以前に構想5年、執筆に3年とかいう本を読んだことがある(小説です)ストーリーはよく練られていて、細部にまで言葉をよく選んで丁寧に書かれているなと感じた。ハードカバーで1500円だったが、素直に安いと思った。1500円でこんなに素晴らしい世界を覗けるなんてと。
一生に一冊しか本を出さない人もいるだろう。何かの研究の結果をまとめて、一冊だけ出版する。それが3000円。やはり安いと感じた。著者の一生分の努力がまとめられた本が3000円、破格である。まぁすべてがすべてそのような過程を経て書かれた本ではないということは承知している。しかし、誰かが少なくとも人生の決して短くはない時間を使い、途方もない言葉たちから選び紡いだ本のその値段は決して安いとは思わない。
でも、値上げは……してほしくない。

電車で前の座席に座る人が読んでいる本を当てるのが得意だ。だいたい少し斜めに人は本を読むので、カバーや背のタイトルが見えそうで見えない。ちょっとしたタイミングでちらりと表紙絵が見えたり、タイトルの一部が見えたらさぁ大変。眠っていたシャーロックホームズの血が騒ぎだす。
その他文庫本であれば、各出版社のデザインを観察したり、しおりひもがついているかを確認したり(新潮文庫はしおりひもあります)している。しかし、ほとんどの方がカバーを付けて本をよんでいるので、透視能力で本が透けて見えないかなどと、くだらないことを考えている。
そこのあなた、そんな真剣な顔で何を読んでいるのですか?

10月27日は「読書の日」

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?