他人の幸せが見えたら深夜の松屋で牛丼を食え

今日は「他人の幸せが見えたら深夜の松屋で牛丼を食え」というテーマの文章を書きたいと思います。

前々から気になってた文庫本を遂に読みました。

結論、くだらない話もあれば、グッとくる話もあり、そして、真理を突いてるな、という「名言」もたくさん出てきます。

小1時間もあればサクッと読めるので、おすすめです。

この本の内容を簡単に言えば、大衆酒場にて、60歳を超えるオッサンに対して、「過去の若かりしころの自分に教えてやりたい人生の真実」をインタビューするというシンプルなもので、130人もの人にインタビューしたそう。

本の表紙にも書かれてる通り、酸いも甘いも噛み分けたオッサンに、人生訓を聞き出すというものです。

・30歳くらいの時点で人生だいたい決まってる。
・出世をしたいならゴマをすれ
・60歳過ぎたら、旅行や釣りなどはしんどいけど食だけが楽しみ
・若い頃はガンガン女遊びをすれば良かった
・バチは案外当たらない
・歯を大事にしろ
・不倫はするな、やるならプロで

こんな話が次から次に出てきます。

インタビューされたオッサンも、自分のコメントが本として形になったり、もしくは、若い人の何かの参考になればと思って、心の内側から出てくる「本音を吐露」してますから、読んでいて、グッとくるものがあります。

正直、読み足りないので、シリーズ化してほしいくらいです。映画化もできるほどのおもしろさなんじゃないかと思います。

みんな、失敗や辛い過去を乗り越えながら生きているんだなぁと思うと同時に、人によってなにが成功で、なにが幸せかは全く異なるということです。

スティーブ・ジョブズも、もっと家族との時間を大切にすれば良かった、みたいなことを死ぬ前に言ってたそうで、仕事の成功やお金をたくさん稼いだからといって、それが幸せに直結しているかは分かりません。

この本には、仕事で大きな失敗をした人や不倫して家族を失った人、もっと努力をしたり、上手く立ち回ってれば良かったなって後悔しながら生きている人など、様々な人が出てきますが、ただし、それでも、それをプラスに捉え、前向きに生きてる人もいます。
そういう人は魅力があるなぁと思います。

誰だって、人生、なにが起こるか分かりません。

そんな時に大切なことは、いつだって前向きに生き抜くことでしょう。

こういう本を読むと、人の人生が垣間見れておもしろいですね。

続編期待してます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?