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「ブランコのむこうで」星新一

この前読んだ本といえば、レイ・ブラッドベリの「華氏451度」でしたかね。

そして今度は星新一の「ブランコのむこうで」を読みましたよ。

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この本を最初に読んだのって小学生の頃でしたっけね?皆さんに聞いても知らないとは思いますが。

小学生の頃に星新一のショートショートにのめり込み、その後もちょくちょく買い足したりなんだりしていき、なんならちょくちょく間違えて同じ本を2回ずつ買い、基本的に読みやすい短編なのでちょっとヒマがあるとよく読んでいたんで、この本を買ったのがいつなのか定かじゃありません。でもたぶん小学生の時だと思うなあ。いや間違いなく小学生の時ですね。正月に実家に帰った際に、この本を見つけて持って来たのです。

星新一の本は「基本的に読みやすい短編」と書きましたけど、この本は珍しく長編です。短いですけど。あらすじを簡単に言うと「男の子が他人の夢の中に迷い込んでしまい、色々な人の夢を渡り歩く」というお話です。ファンタジーですな。

めっちゃくちゃ好きだったんですよね。これ。なんていうか…なんでですかね?

皆さんは子供の頃、「自分がナニなのか」とか寝る時なんかに考えませんでしたかね。オレ様は布団に入ってからしょっちゅう「自分がナニなのか」と考え、幽体離脱的に自分が分離していくような、「自分って本当は自分じゃないナニかなんじゃないのかしら」とかいう気持ち悪いようなヘンな気分に陥りながら眠りに落ちてました。「肉体と魂の別物感」を妙にリアルに感じるというか。

寝る時じゃなくても、子供の頃ってちょっと意識するだけでその「肉体と魂の別物感」を感じることができたんですよね。試しに今意識してみましたけど、全くもってダメでした。どうやらオレ様の肉体と魂は、「なんじゃこりゃあ!」と叫んで殉職したジーパン刑事の手に付いた血のように、ベットリとくっついてしまったようです。

たしか昔はこの本を読むと、「肉体と魂の別物感」と似た感覚を覚えて「ヘンな気分」になってた気がするんですよね。この本のなにかが、そういう気持ちとリンクするのかもしれません。

でも今読んでもそういったヘンな気分にはならないですね。残念ながら。どちらかというと設定の適当さや、主人公の少年の妙な物分かりの良さのほうが気になります。オレ様もすっかり汚れちまったんだなあ。

大人でも「自分が自分でなくなるような」気分になるアレ


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