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読書を楽しみたい、と思った時のために

おはようございます、郁です。
朝、暖房のつもりでエアコンをつけたら、
冷房でした。

震え上がりました。アホですね。

さて今日は、何を書こうかなと思ったのですが...
昨日の読書感想からの流れで、読書好きになったきっかけをなんとなく振り返ってみようと思いました。

よろしければお付き合いください。

本を好きになったきっかけ

私の母は、読書が苦手だそう。

それがとても残念だったそうで、「ちょっとしたエッセイなら読めるんだけど、小説や教養本は読めないのよね」とよくこぼす。

それから、「じぶんの子どもは読書好きにしたい」と強く思ったそうです。
よくデパートの絵本フェアに連れて行ってもらったり、出かけるたびに必ず本屋に寄ってくれたりしました。

幼児の頃は「しかけ絵本」を主に読んでいました。

幼稚園に入ると、子ども向けの「虫の図鑑」「花の図鑑」や、母の持っていた分厚い料理本を読むのが好きでした。
美味しそうな料理の写真を見るのが好きだったんでしょうね。

母の望みは大きく功を奏し、そしてそれは私に本を読む楽しみを与えてくれました。

私が小学校に上がると、父の本棚にあるたくさんの本たちに関心を持ちました。

また、父は仕事帰りに小説を買って帰ってくる人でした。
父が真新しい小説を読んでいる横で、父の本棚にある小説をよく読みました。

子どもだったので、意味がわからない箇所が殆どだったんですが笑、主に時代劇小説を読んでいたことが影響したのか、今でも時代劇を観るのが好きです。

3つ下の弟は、私の様子を見ていたからか、同様に父の本棚にあった『十津川警部シリーズ』を好んで読みました。

そこから、『シャーロック・ホームズ』シリーズを読んだり、ハリポタを読んだりと、海外小説を好んで読むようになったので、同じ本を読むのでも、好みがこうも変わるのだなあと思ったのを覚えています。

ひとまわり下の弟には、宮沢賢治を読み聞かせたりしたのですが(宮沢賢治好きな子になって欲しいと願って)、彼はあまり小説や詩などには興味を示さず、哲学関係の本を好んで読むようになりましたねえ。

兄弟3人とも読書好きに育ったものの、好きなジャンルはものの見事にバラバラなので、
おもしろいなあと思っています。




読書の魅力とは

社会人になってから、学生時代に比較して読書量は落ちました。
でも、やっぱり新しい本に出会うのは楽しいんですよ。

読書の魅力としては、以下の3つがあげられます。


◇想像力や発想力:自分ではない誰か、ここではないどこかへ行けるので、好きな人生を疑似体験できる


ドラマや映画などと違って、小説はほぼ文字がメイン。
そのため、文章から本の内容や意味、そのときの登場人物の心の動きを読み取っていかなければなりません。

慣れないうちは、それがとても難しく感じると思います。
しかし、繰り返し物語を読んでいると、その情景が浮かんでくるようになるんです。

ファンタジーや時代小説、空想上の世界のありえない出来事…
すべて、本の中では現実として描かれているので、本を通して疑似体験できます。


◇普段は触れることができない考え方・新しいアイデアに出会える

いろんな本を読むことで、様々な考え方に触れることができることも、読書のメリットの1つだと思います。

新しい知識や視点を得ることで、人生のヒントを得ることもあります。

私の場合は「料理が苦手」というコンプレックスが長年ありましたが、土井 善晴先生の著書に出会って、「もっと気楽に料理と向き合っていいんだなあ」と思えたことで、台所に立つ回数が増えました。

自分の興味の範囲外の本にも触れてみることで、思わぬところで自分の力になることもあるのです。



◇語彙力・知識力の向上: 日常では使わない文体、語彙、知識などに出会うことができる。

現代はインターネットの発達により、興味・関心がある情報が簡単に手に入るようになりました。

しかしその知識は、結局自分の興味のある範囲のものになるので、検索結果に紐づいた偏りのある情報となってしまいます。

たとえば、時代小説を読んでいると、当然わからない言葉や、その時代独特の文化や風習が出てきます。

また、昔書かれた小説を読んでいたりすると、
「この字は何だろう…」「意味が分からない言葉が出てきた…」ということが頻繁にあります。
下手をすると、1行読んで手を止めて辞書を漁り、また1行読んで手が止まり…ということもあります。

また、本当にあった出来事を題材にしている小説を読むと、歴史の復習にもなります。

私は学生時代、日本史が本当に苦手だったので、今でも時代小説を読んでいると「これって何だっけ…習った気がする…」と言って、受験の時に使った参考書を漁り始めることがよくあります…


読書を楽しむために…

本を読むのが苦手な方も、もちろんいると思います。
私も数学が苦手だし、みんながみんな読書好きになる必要はないと思うんです。
これを言ったら、本末転倒なんですけど笑

でももし、「少しでも本を読んでみたいな」とか、「読書の楽しみって何なのかな?」と思った時に、この項目が少しでも役立てばうれしいです。
では、れっつらごー!!

1.簡単な本・易しい本から読む

私の大好きな筋トレや宅トレと同じように、
いきなり分厚い小説を読もうとか、難しい哲学書を読もうとすると、絶対に挫折します。

下手をすると、「二度と本なんか読むものか」と思ってしまうようになる可能性の方が高いです。

筋トレや宅トレも、簡単なものから徐々に難易度をあげていくと、継続がしやすい。
読書も同じように、絵や写真、図が多くて、なるべくページ数の少ないものから読んでみるといいと思います。

おすすめの本:いちご同盟

15歳の子たちのお話なのでとても読みやすい内容です。
また、「中学の教科書に選ばれる」くらいなので、難しい表現もありません。
加えて、ページ数もそんなに多くはないです。

また、おすすめしたい理由の1つには、中学の時、
私が気に入って読んでいた1冊だからというのもあります笑


2.いきなり全部読まない

「全部読もう、ちゃんと読もう」とすると疲れます。

全部読まなくてもいいんです。
興味のある範囲だけとか、「今日はここまで読んでみよう」とかでもいいと思います。

自分が「読みやすいなあ」と思うスタイルで、無理なく続けていくことが大事です。

3.kindleなどの電子書籍を利用する

電子書籍なら、いつでもどこでも読むことができます。

電車の中、飛行機の中、もちろん自室、会社の休憩時間にも。
そして防水仕様の端末を利用すれば、お風呂の中でも読むことができます。
どこでも読めるので、私にとって、旅行の時にはなくてはならないお供となっています。

また、電子書籍は文字の大きさを変えることもできるし、大事だなと思う箇所にマーカーを引くこともできます。
だから読みやすい。

私の場合、障害の傾向上、どうしても注意力が散漫になりがちなので、
文字を大きくして、なるべくほかの文章に目が移らないようにできるというところは、最大のメリット。

もちろん、紙の書籍も好きですよ。
好きな本は、電子書籍と紙の本と、両方持っています。


4.オーディブルなどの「耳で聞く本」を利用してみる

なかなか本を開く時間や気力がないときには、朝の寝起きのタイミングや、支度中に「アレクサ、本を読んで」と頼んで読み上げてもらうこともあります。

目で読むのがどうにも苦手だなあ…という方は、「耳で聞く」スタイルを利用してみるのも1つの手だと思いますよ。
また、youtubeなどでプロの声優さんが「読んでみた」動画をあげてらっしゃることもあります。

好きな声優さんに本を読んでもらう…というのも、テンションが上がっていいと思います笑



おわりに

高校生の時の担任の先生が、「本は、恋愛のようなもの」とおっしゃっていました。
同じ本でも、たとえば小学生の私が抱いた感想と、今の私が抱いた感想では、
全く違うものになるでしょう。

また、なんども読んでみることで、新たな発見があるかもしれないですよね。

もし、「本を読んでみたいなあ」と思った時、このnoteが少しでもお役に立てたら嬉しいです。
では、また!

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