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帰ってきたぞ帰ってきたぞウルトラマン

これはネタバレです。
いや、むしろネタバレするべき作品と思い、愛と情熱をこめて書いております。

今、Amazonプライムで『ウルトラマン』が公開中です。
といっても、今回話すのはシン・ウルトラマンのではないですよ。

庵野秀明監督作品  DAICON FILM版
帰ってきたウルトラマン

これは80年代に『大阪芸術大学の学生が中心に集まって作成した自主制作映画』なのです。しかも、超ハイクオリティ。セットとか、本物の円谷プロを彷彿とさせる勢いです。

脚本は岡田斗司夫さん
日本を、いや世界を代表するオタクの王様オタキング達が関わっております。

メイキング映像を昔見たことがあるのですが、セットや戦闘機などを牛乳パックとかで作ってるようなのですが、映像にすると妙にリアルです。それだけでなく、怪獣!

たぶん、ここに一番お金をかけていると思いますが、エヴァっぽい感じの怪獣が出てきてジオラマの街を崩壊。最初に登場してくる少女も死亡。完全に崩壊させてしまいます!(ちなみに本物のウルトラマンでも完全崩壊はさせてない)

町を破壊すると煙が出るじゃないですか。それを、タバコをみんなで吸って、それを扇風機で風をおくるというスゴイ技。また、爆破シーンもあり、そこは花火をうまいことやって表現しています。怪獣を見せたかったのでしょうね。かなり気合入っています。

そして一番の見どころは、ウルトラマンが出るところ。
隊員が「とある人」のメガネをかけます。あきらかに庵野秀明さんのメガネと分かる感じの(笑)

そうすると、ウルトラマンがリアルに登場。詳しくは、監督の奥様であられる安野モヨコ先生のTwitter見ると分かります。

たぶん予算とか動きやすいとかの関係で、あえてウルトラマンスーツを着ないで、ウィンドブレイカーのようなジャンパーで表現。マスクとか無し!庵野秀明さんが、そのまんま出てきます!

安野モヨコ先生も話していますが、私もすごい衝撃を受けました。

一番驚いたのが、庵野秀明さんが、ウルトラマンの動きを完コピしてるのですよね。私も結構ウルトラマンを好きで、本物スーツのアクター人が教えていた通りの動き。特にスペシウム光線のビームが出るの手の構えが完璧でした。ちょっと下の手の指先を上げたりとこだわりを感じられます。

ちなみにですね、音声自体はウルトラマンの効果音を、まんま使っています。すると、ウルトラマン(庵野秀明 本人)自体が巨大に感じられます。音ってすごいのですね。これに関しては当時、大阪芸大にいて今は漫画家の島本和彦が「アオイホノオ」でも指摘されておりました。

この漫画はドラマにもなっていますね。下記の人物相関図を見ると、かなり面白いです。当時の大阪芸大自体がドラマチックになっております。

私も学生の時に、もっといろいろやっておけば良かったと思いました。

あれから40年・・・。

その監督が40年以上も熟成に熟成をかさねた作品が出てきました。
それがシン・ウルトラマンです。

今、これもAmazonプライムで見れますので、これらを踏まえた上で見るとかなり感情移入できると思います。ちなみに、シンウルトラマンのスペシウム光線を出すシーンですが、これは庵野秀明さん自身がやっております。(メイキング見てビックリでした)

今はモーションキャプチャーという技術がありますので、これでご本人が念願のウルトラマンになれたわけです。ちなみに、めっちゃカッコいいですこのシーン。

空想特撮映画と副題がありますが、本当は

「庵野秀明の頭の中で40年熟成させて空想した映画」

だと思われます。これらも一緒に踏まえて、シンウルトラマンを見るとかなり面白く感じれる気がします。

映画でも漫画でも小説でもnoteでも、なんでもそうですが、人の熱量って感じれますよね。作ってる本人が熱く面白いぞ!って思った作った作品は面白いのですね。人の情熱をAIでは計り知れない。可能性は無限大です。

ワンダバ ダバ ダバ ダバ ダバ ダバ ダバ🛫
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