〈告知&雑記〉短歌おじさん
はい。こんにちは。とりあえず短歌をば。
先月の最高気温は何度かと
頬を梳く秋風に聴くも応えなく
窓を開け放っていると、猫が目を瞑ってずーっと横たわっているような夜が来ました。伏せて顎と頬をソファに乗せて、かわいいラッパの耳をパラボラアンテナの如く拡げたままで、秋の虫に混じる車やバイクの音を聞いているようです。
外に人気があると寝ぼけ眼で顔を上げ、しばらくして飽きると、そのままの体勢で目を閉じて、顎の自重に負けてまたソファに頬を付けます。
そんな猫の話をずーっとしておきたいところですが、僕はご連絡をしなくてはならないのです。
まず一つ、今年の冬の広島文フリに申し込みをしました。昨年度は血尿にぶるんぶるん振り回されたので参加を断念しましたが、今年度は薬さんの効果で改善しつつあり、参加できる見込みです。
というわけで、文フリ用に向けて本を作成しているところでございます。しこしこと書いてはnoteに放り投げて公開してきた掌編たちをジャンル分けして加筆修正し、追加の掌編を加える形で収録しておるところです。
で、調子に乗って表紙だけ先に作りました。
はい。そんなわけで告知その2です。
取り急ぎ、三冊は無事に印刷を終えることができましたので、通販を始めます。以下のサイトよりご購入いただけます。
※BOOTHは匿名配送に対応していますので、個人特定を気にせずご注文いただけます。
※どこぞの海か川かで溺れてるような僕より強い針鼠さんと一緒に『BOOTH』にお店を作って販売しています。どうぞご一緒に──いや、針鼠さんの本だけ単独でもいいのでご購入いただければ幸いです。
いやあ、まあね、正直に言うと、僕はしばらくnoteで活発に動いていませんし、僕みたいな水の中か土の中か、いや、沼かもしれませんが──どこで溺れているのか分からないような人間の本をご購入いただける神様みたいな存在の方はとても少ないと思いますが、どうぞよろしくお願いします。
あ、今後も掌編集をぽこぽこ出すつもりなので、「結局どれがええねん!」となるかもしれませんが、自薦としては『妙変小説』がイチオシカナヅチです。自分で言いますが、再編集してて、カナヅチ猫感が強いなあと感じましたので。
はい。告知などは以上でございますので、短歌をば。
猫の背ですべり台をしていたら
尻尾の付け根で尻を打ち寝る
は? よく分かりませんね。
おしまい。またね。
僕の書いた文章を少しでも追っていただけたのなら、僕は嬉しいです。