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[ミニバス]ドリブルやディフェンス等が周りの子に比べて上達しないなと感じたらチェックして欲しいこと

こんにちは!

今日は主にミニバス世代に向けた記事ですが、中高生や大人の方にも当てはまるかもしれないので、是非チェックしてみてください☑️

ドリルではなく、普段の週間やメンタリティについてです。これだけで劇的に変わります。

さて、サクッと本題に行きますが、ドリブル上達の要素は大きく分けて3つあります。

・練習の量
・練習の質
・センス

この3つになり、中々上達しないなと感じる方はこの中の物が不足している可能性があります。

細かく解説と打開策を紹介しますね。

まず練習の量
こちらは5割くらいの方が、「うっ。」となり、もう5割くらいの方が、「むっ。」となると思います。
ハンドリング練習って地味だしサボりがちだったな…という方と、え!?やってるよ!!日頃からドリブルの練習やってるのにひどい!と言う方がほとんどですね。

これはほとんど考え方の問題で改善されていくものになります。

まず、前者の方が改善しやすいですね。
ドリブルの練習、ハンドリングの練習をするとどんな良い事があるか。
例えばセンターの子であんまり必要ないよと思ってしまう子もいると思いますが、そんな大きなセンターの子が速攻でボールをドリブルしてレイアップを決めにきたらどうでしょう。
中々止められないし、突っ込まれた時点でもうファールするくらいしか止められないんですよね。
オフェンスが停滞してきたなって時に決めてくれると本当に流れが変わります。
もう一点あるとすればボールキープ力が格段に上がるので、ゴール付近での一対一の際の能力や選択肢が自然に増えます。
そして、ボールを手の中で自在に操る能力が高くなるのでパスも上手になりますね。トリッキーなタイミングで片手パス等が自然に身についてきます。
相手と駆け引きしながら急に虚をついたパスで味方をアシストしたり。

もう一点、シュートが上手くなります。
正確にはシュートのキャッチとタッチがよくなります。
ボールを手で扱う技術が上がるわけなのでシュート時にも安定して手を使えるようになるのです。

そしてこれらの能力が備わってくると、最終的に自信が付きます。
自信が付くと先ほど言った一対一の場面なんかでも積極的にゴールを狙いに行ったり自分に余裕が出来るので落ち着いたプレーができる様になるのです。

ボールをファンブルせず自在に動かせる自信があると言うことは安心して落ち着いたプレーが出来るようになる事になるのです。

ただそれでもあまり好きじゃない、やりたくないからサボりがちな訳ですよね。
なので、メニューの初めなんかに組み込んでしまいましょう。
休日なんかでもバスケやる時はこのドリブルウォーミングアップをやってから始める。と言った感じですね。
左右50ずつ、フロントチェンジ50回、レッグスルー50✖︎左右、ビハインド✖︎50…等5分くらいで終わるドリルを必ず組み込んで行きましょう。

さて、後者側の方や子供達ですね。
こちらは技術うんぬんよりも9割メンタルの話になるので上手にコミュニケーションを取らないといけません。

「自分ではたくさんやっている!沢山ドリブル練習する自分を誇りに思ってる、信じている」
こう言った心理があると思います。
もちろん、全く間違ってません。とてもいい事です。こういうプレイヤーがエースになっていくのですから。

ただここに、謙虚さがないんです。
そもそも結果として上達が感じられないのに、「自分は沢山やっている!」と言ってしまうマインドセットが上達を遅らせているのです。

自分より上手い子は自分が見てないところで自分よりドリブル練習しているのかもしれない。
自分より上手い子は自分が見てないところで調べたり上手い人を頼って質のいい練習をしているのかもしれない。
結果として自分より上手い子がいるのだから自分の練習は足りないのではないか。

こう思えるようにならなければなりません。
自分よりドリブル上手い子に、上手いねと言うと、そんなことない。と返ってくることってありますよね?
後者の方はこれを嫌味もしくは才能が違うから仕方ないな。と取りがちです。

そうではなく、事実その上手い子が謙虚に自分はまだまだ上達しなければならない、今のままじゃ足りないと思っているからそういった言葉が出てくるだけなのです。

人によって成長スピードは違います。
10やって1つ完璧な子もいれば20やらないとダメな子もいます。
でも自分が40やればその子の2倍上達出来るわけです。

自分を卑下する必要は全くありません。逆効果です。
だけれども、上達には必ず謙虚な気持ちが大切になります。
人のアドバイスには耳を傾ける。
頑固にならない。満足しない。

そう言ったメンタリティを形成していきましょう。
そして、次にお話しする練習の質を高める事も大切です。
数だけこなして満足してはいけません。
意味のある練習を沢山こなしましょう。


次に練習の質です。

よく、シュート500本打った!!
や、ダッシュ30本やったぞ
他には、腹筋100回!腕立て100回!

なんて聞きますよね。
ふと頭をクリーンにして冷静になって考えてみてください。

なぜ、500本打ったのですか?
数が自分のレベルアップにそのまま繋がると思っていませんか?

自身のフォームを安定させるためと、自分が疲れて打てなくなる体力、身体に覚えさせるために必要な本数が500本だった。と言うのであればその方は完璧でしょう。今後も飛躍的に成長します。

そうではない子、方は手軽に「頑張った」を得ようとしただけではありませんか?

これだけ頑張ったんだから上手くなるはず。
はとても非効率的です。

どんな理由で何をどういう風にどれだけ頑張ったか。これがなければ練習は意味がありません。

フリースロー100本を打つ意味は
フリースローのみの強化と、フォームの形成確認。しかありません。
フリースローラインからゆっくり構えてフリースローを100本打っても、試合の展開の中でのシュートが上達する見込みは少ないです。無意味ではないですが。

なので練習の質
なのです。

何のためにやっているのか?
を常に考えた練習をしましょう。
よくスリーメンという練習が昔から行われていますが、この練習に懐疑的な意見もよく見られます。
理由は単純で、試合中にこの練習の動きが起こる事がほとんどないからです。
フルコートで横へのパスを繋いでいくなんてスティールしてくれと言っているような物なのであまり見られないですよね。

ですが速攻、トランジションなんかで3-1ないし3-2になった際は左右が見れるようになるために無意味な練習ではないとも言えます。

問題はスリーメンをこなしている。事です。
スリーメンはこういうものだよ。と教わって、今からスリーメンやれと言われたから完璧にスリーメンをこなす。これは本当に意味がありません。

本番は試合です。試合を意識して練習をしましょう。

ディフェンスのプレッシャーがない状態でシュート練習をする。
オフェンスがいない想定でディフェンス練習をする。
実践でほぼ通らないようなパス練習をする。
ほとんど実践で使わないようなアクロバットなドリブルやプレーに多くの時間を割いて練習する。
やれと言われたから言われるがままの動きをする。

これらは非効率な練習です。
腹筋腕立ての話も初めにしましたが、勢いを使って素早く腹筋を100回やるより、フォームや腹筋への負荷を意識して正しい腹筋を20回やる方が圧倒的にしんどいです。

正しいフォームや、意味を踏まえた練習をしましょう。
そのためには知識も必要です。
スポーツにおいてはそういった部分を軽視しがちなのですが感覚だけでプレーせず、しっかり知識を得た上で練習をしましょう。


さて、1番問題なセンスについてです。
1番厄介な感じがしますね。
今回はドリブルがメインなので、一つだけ磨いて欲しいセンスのお話をします。
もちろんドリブル以外にも効果がありますよ。

それは「リズム感」です。

いわゆる運動神経が悪い子、というのは得てしてリズム感が良くない傾向が極めて高いです。

スキップが出来なかったり、滑らかな動きが出来ない。ダンスなんて全然できない。やらせてみてもロボットのようだ。

こういったケースの子が多い印象です。

実際にバスケは体の連動やリズムが物凄く大切なスポーツで、シュートからドリブル、パスやディフェンス、リバウンド全てにおいてリズム感が必要になってきます。

なので是非、リズム感を養いましょう!
特に最近の子供に多いのですが恥ずかしがって歌わなかったり踊らない子って多いですよね。

恥ずかしい気持ちも分かるのですがせっかくの育成年代にリズム感を養わないのは勿体ないです。
楽しくリズムを養える方法を独自で考えて見てください!

また、リズム感を養うために一つだけ気にして欲しい事があります。

歩き方です。

大人も子供もそうですが、ちゃんと綺麗に歩けていますか??
リズム良くスムーズに歩けているでしょうか。

リズム感の無い方は意外と少し変な歩き方をしているのです。

特に子供に多いですが大人にもよくあるのが、カカトで歩いている事!
カカトで着地してカカトで歩いている、大人の場合は外反で歩いている。パターンです。

これは本当に正しく歩けなくなるので普段の歩行からリズム感が弱くなるのですを

お子様で、よくペンギンみたいに細かく歩いている子が見えます。
カカトでトコトコ歩く感じですね。
この歩き方は腰からつま先までの関節の可動が全くないので身体も固くなり、動きも固くなりリズム感も悪くなってしまうので絶対に止めさせてあげてください。

普段何気なくスタッ。スタッ。と歩いているコレでさえ、体内のリズムを無意識使って歩いているのです。

ボールの扱いやシュート力もとても大事なことですが、まずは基本的な体の動かし方を正しく出来るようにしましょう。

それが先程言った練習の質を上げることに繋がり、質のあがった練習の量を増やしていくと劇的な成長が見込めるのです。


本日もお疲れ様でした。
どうしても長くなってしまうのが悪い癖ですね…
センスの話をしている際に脱線して色々な話をしてしまうところだったので別記事にさせて頂きます!

それではまた!

カネキ

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