見出し画像

ミニバス講座 自分達のオフェンスが止まってしまって攻めあぐねる原因 1

こんにちは。

今回もサクッと行きたいと思います。


ミニバスをするお子様の試合を見ていたり、指導者の方で自チームのオフェンスが中々思う様に出来ず、誰がボールを持ってもディフェンスに止められてしまう。そのまま負の連鎖が始まる。


こんな光景、良く目にしませんか?


特に身体能力にあまり大きな差がついていないミニバス世代や、社会人等で年齢層が高くて体力面で相手に大きくアドバンテージを取られている場合なんかでよく発生します。


結局無理やりロングシュートを打ったりさせられてしまってリバウンドを取られてしまったり、ディフェンスに潰されてスティールされてしまいますよね。


この様な場合、原因のほとんどはオフェンスのスピード不足、動きが不足しているのです。


皆が攻めあぐねているので、それぞれのポジション取りが悪かったり連携が噛み合っておらず、ボールを持っていない子もどう動いて良いのか分からないのでその場で足が止まってしまいます。


足が止まってしまうとオフェンスに動きが生まれないので時間をかけるとディフェンスの形がより強固に完成されていき、攻め始める前から勝つ事が難しくなってしまうのです。


また、こういった時に良く見かけるのが1人だけが頑張って動く事になってしまっていたりします。


ボールを持っている人に限らず、オフボールで1人だけ走り回っていて特に警戒もされない…なんてことに。


では解決策ですが、
皆が動く事でオフェンスの停滞から抜け出す事ができます。


よく、「動け動け!!」なんでコーチの声を良く聞きますよね。


あれは第三者からコートを見た場合にこちらの動きがないのでディフェンスに全てのコースを塞がれてしまっている事に気づけるから指示しているのです。


ここで大切なのは、皆が動く事です。


1人だけドリブルで突っ込んでも勝てませんし、1人だけがボールをもらおうと動き回ってもディフェンスがズレません。

例えばこうやって赤PFの子がボールを要求しながら真ん中に切れる、もしくは青PGに対してスクリーンに行くとします。

そしたら赤SGはボーッとしてる様に見せかけて、赤PGとアイコンタクトをしておきましょう。
青PFが真ん中までついていったのを確認したら一旦外へカットをして、すかさずパスを要求しながらゴール右側まで全力ダッシュし、赤PGは高めのパスを通します。


こういった形でフィニッシュが出来るのです。

1人が動いた時に、そこで何かが起こるまで待っていてはゴールは狙えません。


一人一人がゴールできる方法を狙いながら動くからこういった裏の裏をかいたプレーが出来るのです。


ちなみにこのやり方、青Cの運動能力やIQが高いとブロックされてしまいそうですよね。


なので、右サイドでこういった動きがあるからと赤SFとCは傍観せず、アクションをしましょう。


具体的には、赤PFが真ん中へ切れた際に、赤CとPFでスクリーンをしましょう。

例えばこんな感じです

こうする事によって赤Cを壁にしてベースライン付近まで赤SFが向かいます。


そうすると当然なのですが、青Cがカバーをします。


このタイミングで右サイドのSGによる切り込みが決定すれば、青Cは反応できないわけです。

こう言う事ですね。


自分がシュートを決めるだけがオフェンスではありません。


こう言うことしたら自分たちにディフェンス寄るから他の子が楽に攻めれるんじゃないか。


そう考えて自分から動く事でディフェンスにズレが生まれ、安全なショットになるのです。


この様な動きをオフボールムーブメントといいます。


ボールを持っている司令塔が何かしてくれる、エースが掻き乱してくれるのを待つだけではなく、司令塔がメイキングしやすくなる様に自分から動く、エースがより楽に掻き乱せられる様にお膳立てする。


こういったプレーも大切になってきます。


行き詰まった時は自分からどんどん考えて動いていきましょう。


ちなみに、このお膳立て中に隙ができたら行っちゃってもいいわけです。

例えばさっきのプレーですがSFが攻めるぞ!と見せかけて青Cが出てきたので止まって力を緩めます。
この時に青Cが周囲を確認するためよそ見をしたら…!

すぐさま裏をとってゴールを決めてしまいましょう。
この様に、決め打ちせずに状況を見て裏をかける様に普段から柔軟に思考しましょう。


指導する方は絶対にこうしろ!!!
というのはNGです。

こういった思考力を阻害してしまいますからね。

今回はほんの一例ですが、攻めあぐねた際には大体みんなの足がとまっています。


しっかり動いて隙を作り出すことを意識しましょう。


読んで頂きありがとうございました。


カネキ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?