見出し画像

衝撃!!!薬疹の躍進。(※湿疹の症状の写真がこの記事の最後にありますので、苦手な方は記事だけお読み下さい。)



【発症1日目】食物アレルギー??

去年の年末。
うちの奥さんと夕飯を食べている時に、奥さんが足首が痒いと言い始めた。その時は二人ともあまり気にしていなく、二人でダニかな?なんて言っていたのだ。

しかし、ここから長い長い約1ヶ月の壮絶な戦いが始まったのだ。

家に帰る道でも痒みは治らず、範囲が広がっていた。さっきの夕飯には、トムヤムクンを食べていたので、まずは2人でエビのアレルギーを疑った。(今までも普通にエビ類は食べていた。)

しかし、家についてからもどんどんとかゆみが広がり、お風呂に入る頃にはちょっとこれはおかしいなと僕は疑いを持ち始めていた。

【痒みと湿疹の流れ】

足首の痒み(レストラン)

腰の痒み(レストランからの帰り道)

手の痒み(自宅到着)

胸の湿疹(翌日朝)

首の湿疹(翌日昼)

顔の湿疹(翌日昼)

【発症2日目】これは、ぜっっっったいにアレルギーじゃない!

翌日、僕は仕事で先に出勤。

奥さんはその後、仕事に出勤したが職場で発熱(37.5℃)、午前中に早退した。コロナ禍だったこともあり、職場の近くで内科を探すも熱があるから発熱外来に回され、すぐに受診できず予約してくださいとの流れだった。

そして、地元で午後にやっとのことで受診ができたものの、診断結果は「エビ」によるアレルギー反応(アナフィラキシー)だということ。

え?

嘘でしょ?

絶対に違う。素人でもわかる。
ただ、お医者さんにそう言われてしまったら、そうなのかと帰ってくるしかなかったみたいだ。

ただ。うちの奥さんが言うには、

「診察の時に私がお医者さんに、エビを前日に食べたからかも。と言ったから、じゃあエビでしょうとなった感じがする」と、

確かに話を聞いてみると、診察という診察はなく、ただPCに向かって情報を打っていただけらしい。こっちを向かずに。

んー。どうしたものか。絶対に僕はエビじゃない気がする。ただ、最初のうちは、僕も毛虫とかを疑っていたが、ここまでくると絶対に違う事は僕にもわかるレベルだ。

【発症3日目】マジでやばすぎる。

早朝、出勤前に奥さんの寝顔を見ると、もうこれは救急車を呼んだ方がいいんじゃないかってレベルにまで達していた。完全にこれは食物アレルギーじゃない。一先ず、僕は出勤して、職場の同僚に画像を見せて相談したところ、これは食物アレルギーじゃない。薬疹だ。という意見が。。。

僕は「薬疹?」となった。

【薬疹とは】
病気の治療をするために内服や注射などの方法で薬を使った際に治療効果以外の作用が現れることを薬の副作用といいますが、その3割で薬疹とよばれる発疹を生じます。医師から処方された薬や市販の薬以外にも漢方薬や健康食品でも薬疹は生じうるので注意が必要です。

©2024 埼玉県皮膚科医会

危険だから僕も帰れ帰れ病院へ連れて行け!という事になり、奥さんを連れて近くの内科に行くことになった。(今思えば、救急車を呼ぶべきだった)

もちろん昨日奥さんが行った病院に二人で行ったのだが、昨日見てくれた先生は

「あーひどくなっちゃいましたかぁ、エビ?あーあれは奥さんがエビと言ったからエビと言いました。」

って、マジか。

信用ならねー。

すぐに、受付で紹介状書いてくださいといい、近くの大きな病院を受診する事に。

大きな病院の安心感は凄い

結果的に、歯医者さんに通っていた奥さんがそこで処方されていた、サワシリン(ペニシリン系抗生剤)というお薬による「薬疹」だった。

この結果に関しては、病院で血液検査などをして確定的にこれだと言われたわけではないのだが、奥さんがその時に飲んでいたサワシリンを先生の指示通り飲むのを止めたら、だんだんと症状が落ち着いてきたので、原因はそれだったという結果になった。

完治するまで約1ヶ月。

その後、一応、奥さんにサワシリンを処方したその歯医者さんに報告したのですが、先生がお休みということで、後日何かしらの連絡があるかと思ったが、その後の対応はなし。

最初に受診した、「薬疹」を「エビアレルギーの疑い」と診断した内科のお医者さんにも、もう二度と奥さんを行かせない。


人生普通に生きていても何があるかわからない。

うちは二人とも買い物はこれといってほとんどしないし、家が大好きなので、そんなに毎日が変化に満ち溢れているわけではない。

だけど、やっぱり何かしらのトラブルが起きる。

普通に生きているだけで、もらい事故的な現象が起きるんだ。

そうなったら、その時その時で対応して、二人で解決していくしかない。
これが後々考えると、結構楽しかったりする。(薬疹に関してはマジで笑えないが)
毎日が本当に勉強だと思う。

そして、その時にいつも思う。

「学校で教えておいて欲しかった」と。

もし今後、皆さんや皆さんの身近な人が「薬疹」になった時に、この僕と奥さんの経験の記事が、少しでも皆さんの参考になればと思い記録として残しておく事にする。

イラスト/Chisato

※この下に、薬疹発症時の写真を載せておきますので、お困りの方はご参考になさってください。

(湿疹の写真が苦手な方は、ここまで読んでいただき、ありがとうございました。この下に薬疹発症時の写真があるので、スクロールしないで下さい。)


↓写真が始まります。




発症時の写真


これが「エビアレルギー」なわけがない気がしていた


首の後ろ
首周り
右腕

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?