ボルダリングの楽しみ方:マニアック
noteにおけるボルダリングの記事って最終更新が数年前とかザラなんですけれども、そもそも需要が少ないんですかね。
いやまぁ書いていてわかるけどすぐにネタが尽きる分野であると思うんですよ。と言うか感覚に頼る部分が多いから言語化するのが難しいのかもしれない。
今更「ボルダリングの楽しみ方」とか「ボルダリングの魅力」について書いても飽和状態だし、読むかって言われると読まないよなぁって。
この手の記事って一般的な視点で書かれているから内容も想像できちゃうし、そう考えると記事が中々増えない理由もわかりますけどね。早晩このnoteも更新が止まるのでしょう。
ところでボルダリングって楽しみ方とかモチベーションの維持の仕方が多いスポーツだと思うんですよ。だからめちゃくちゃマニアックな楽しみ方をしている人もいるはずで、そういう人の記事があったら個人的にはすごく読みたいんですよね。
僕自身ちょっと特殊な楽しみ方をしている自覚があって、漫画やゲームが好きで、更にその設定資料集なんかが大好きなので、ボルダリングのメソッドやなんかをニヤニヤしながら書き出したりなんかして、まぁオタク気質なクライマーなんですよね。
これまでの記事を読んでいれば、なんとなくネッチョリ感は伝わっていたかと思いますが。
で、ボルダリングの楽しみ方なんですけれども、単にゴールにたどり着くのではなくて、如何に自分に最適な方法でゴールに辿り着くかって言うことを考えるのが楽しいと思うんですよ。
そのためにまず自分がどういうタイプのクライマーかを把握するんですけど、ボルダリングにおいて重要な要素を大別するとこんな感じかなと考えていて、
筋力
/ \
体力 精神
| |
知力 技術
\ /
才能
どこかでみたことがある六角形なんですけど、自分がどこに特化しているかで課題との向き合い方も変わってくるって言うお話です。
詳細まで説明すると本格的に気持ち悪がられてしまう可能性があるため、わかりづらいところだけ説明しておきますと、
みたいな感じです。皆漠然と自分がどんなタイプのクライマーなのかは意識していると思うんですけれども、より具体的に把握することでゲーム感が増して課題の攻略が楽しくなるんですよね。
自分のスペック的には、上の三項目(筋力・体力・精神)に比べると下の三項目(知力・技術・才能=リーチ)に突出してると自覚していて、何しろメンタルが弱いし、仕事柄怪我もしたくないので、危険度の高いポイントではリスクを軽減する方法を先回りして考えます。
あとはリーチが長い分足が切れた時の消耗が大きいので、それを筋力ではなく技術でカバーする方法を模索したり、そもそも体力が少ないので如何に核心部分に到達するまでにムーブを効率化して温存するかと言うことに重きを置いている感じです。
その他にも身近なクライマーのタイプもある程度把握してあの人ならこう登るだろうなぁ、と予測を立てたり、必要があればこういう登りの方が合ってるんじゃないの?みたいな提言をしたりして、それもまぁ楽しいです。
セッションしていて最も相性が悪いと感じているのが正反対の項目(筋力・体力・精神)に突出しているクライマーで、まぁ以前記事にも書いたこの人が当てはまるんですけど。
パワーとスタミナがあるクライマーが「何が怖いのかわからない」と言うメンタルで、更にリーチとタフネスにまで恵まれていたらもうある意味無敵なんですよ。
とにかく回数を打って愚直に打ち続けて、乱数にも恵まれて色々な要素が噛み合った時に高グレード課題すらも登れてしまうって言う。
こうなると、あらゆる予測が不可能すぎて自分が面白いと感じているゲーム性を破壊されてしまうんですよね。
それも一つの楽しみ方なので否定はしないんですけど、一緒に攻略したくないと言うか、頼むからあっちへ行ってくれ。
実際に登っていたらこの他にも必要な要素はあるし、いくらでも細分化できるんですけれども、ゲームとして楽しむならこれくらい大雑把で良いと思っています。
力学的なものにも一時期興味があったんですけど、自分の理解できる範疇から逸脱すると面白くなくなるだろうし、そもそも頭が良くないので諦めました。
マニアック過ぎて意味わからない人も多いかと思いますが、僕は楽しいです。僕は。
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