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究極のシングルタスク

わたくし、もやしの自己紹介

わたくし、もやしの勤める学校は
子どもがやりたいことをやる珍しい学校。
3歳から12歳の子どもが毎日通っている。

・自ら考え行動できる人間に育つ
・全ての人が認め合う社会
・大人も子ども共に学び合う

を大切に記事を書いていきます。


究極のシングルタスク。

幼児の頃は、シングルタスク。
自分で歩けるようになって。
自分でトイレに行けるようになって。
自分でやりたいことができるようなって。

できるようになったばかりの子ども。
一つのことをするので精一杯。

あれこれ、いっぱい伝えるのではなく
一つずつ丁寧に伝える。

スタッフ(先生)のふりかえりミーティング

週に1回、スタッフが集まって
困ったことや気づいたことをふりかえる時間を設けている。

そこで新人スタッフが、こんなことを話してくれた。


3歳児の子ども達と一緒に、近くの池におでかけ。
網とカゴと水筒を持って。

ひとしきり遊んだあと、
スタッフが「そろそろ帰るよー」と声を掛けると。
子ども達は、水筒も網もカゴも置いたまま、学校に帰ろうとする。
スタッフは慌てて「水筒持って!網持って!カゴもって!」と
声を掛けるが反応がない。

固まる子
そのまま帰ってしまう子

「話しているのに伝わっていない感じ。
どうしたらよかったんだろう。」

スタッフの気づき

スタッフの気持ちを整理しながら、話を聞いていた。
すると、スタッフが自分で気がついた。

究極のシングルタスクなのかも。

「帰るよ」と伝えたことで
考えられるタスクが埋まってしまった。

「荷物を持つ」というタスクを考えられなくなった?

話をする順番を逆にしてみよう。
まずは
荷物を持ってもらってから
「帰るよ」と伝えてみる。

スタッフはそんなことを考案したみた。

結果ではなく、過程

スタッフの自分で気がついたやり方。

究極のシングルタスク→伝える順番を工夫する。

結果はどうなるか分からない。
しかし
そこに至る過程で

子どもの気持ちや状況を理解しようと考え
自分の気持ちも大切したて考えた。

その過程がとても大切で
さまざまな場面で応用が効く
よい経験になるに違いない。




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