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【日本一周Day45(7/22)】北海道弟子屈町→北海道斜里町

本日の走行距離 75.2km

滞在した川湯温泉から出発。


ゲストハウスという形


今回、川湯温泉で私たちは、ゲストハウスという形の宿泊施設に泊まっていました。

その中でも、男女別のドミトリータイプを選択し、別々の部屋に宿泊。

女子部屋は2段ベッドがふたつで4名部屋、男子部屋は2段ベッドがみっつで6名部屋。

それぞれ一人ずつのベッドを囲むようにカーテンが引かれ、枕元には電源もあり、プライバシーも保てます。

E-BIKEは建物の前にカバーをかけておきます
リビングで食事をしたりくつろいだり
キッチンもあるので簡単なものなら作れます

この宿にはお風呂がないため、近くのホテルの日帰り温泉を利用します。

普通は1,000円のところ400円で入れるので、お得ですよね。

なかなか快適なのですが、ここも人手不足のようで、その辺は心配なところ。

お客さんは、年配の方から外国の方達、車やバイクで一人旅の人たちなど、さまざまな方たちがやってきます。

数年後、川湯温泉が変わった時、ここも賑やかな宿になっていたらいいな。

川湯温泉ゲストハウスNOMY
北海道川上郡弟子屈町川湯温泉1丁目5-48

川湯温泉の未来


私が川湯温泉の未来を憂いても仕方がないのですが、数年後にどうなっているのか期待しています。

お土産屋さんと営業していないホテル

昔ながらのお土産屋さんは頑張っているのに、大型ホテルは軒並み撤退したようです。

それが、この町を寂しげにさせている大きな要因でしょう。

おみやげは、熊の爪とか鹿の角とか…
木を模した電信柱

数日滞在すると、なんだか愛おしくなってくるような場所です。

何より、素晴らしい自然の風景がたくさんあるこの地が、このまま美しくあってほしいと願います。

さよならまたね川湯温泉

なんだかとても懐かしい場所となった川湯温泉での3日間、毎日峠をせめていましたが、ここを去る今日はのんびりできるはず。

そう思っていたのに、町を出てしばらくしたら、またまた峠です。

そして、なぜか虫が多い。

ちょっと道端に止まると、虫がたくさん私たちの周りを飛んでいます。

前を走るかんいちの姿を見ていると、その周りと後ろに虫たちがずっとついてきて、楽しそうに飛び回る虫の群れが見えるのです。

あれ、きっと私の方も同じですよね、もう、逃げるように走るしかありません。

ゆっくり休憩もできない虫との闘い

必死にずんずん走っていたら、いつの間にか峠も超え、久しぶりにセブンイレブンがありました。

どんな僻地にでもあるセイコーマートは、独自のポリシーを守って、北海道に根付き、道民から愛されています。

私たち旅行者にとってもオアシスのような大切な存在。

でもね、セブンイレブンがあったら、久しぶりに入りたくなるです。

そして、セイコーマートでは売っていない肉まんや、アイスコーヒーを買って、休憩。

なんだか新鮮な気分だった

あー、こうして、新しいものに侵食されていくのでしょうか…

峠を越えたら、今度はこんな道です。

この道、雪が降ったらどうなるんだろう

涛沸湖から小清水源泉花園

涛沸湖

いつの間にか、視界が開ける場所に出てきました。

ここは、オオハクチョウなどの渡り鳥の中継点になっている場所らしいです。

大きな湖はアイヌ語で沼の口と言う意味

空が大きいと、なんだか気持ちがいいね。

けれど、そこにはこんな看板もあり、ここが動物の世界でもある事を知らせています。

実際に熊の姿を見かけていないのは良いことなんだけど、ちょっと残念だったりして


小清水原生花園

今日は暑いし時間に余裕があるので、湖の向こうにあるという小清水原生花園に、休憩がてら寄り道することにしましょう。

ここは、春から夏にかけて200種類もの植物を見ることができそうです。

花よりも海を見る夫婦、花に対する知識は皆無です

ここは、オホーツク海と濤沸湖に挟まれた場所で、そこJR釧網本線が走っている他にはない風景があります。

原生花園駅は夏季限定だそうだけれど、花が咲く中をのんびり列車旅も素敵ですね

そんな観光スポットなのに、私を一番魅了したのが、これでした。

アスパラのジェラード

ジェラードの看板に「アスパラ」を見つけたとき、アスパラ好きな私はくぎ付けになってしまいました。

1個400円だけど、暑さの中頑張ったご褒美ということにしましょう。

味もね、ちゃんとアスパラを感じられるし、バニラアイスともうまくマッチしていて、すごくおいしかったです。


斜里温泉

温泉宿で問題発生

今夜の宿は、温泉地のコテージ。

この日は、私が旅をしながらコーチとして、講師としての仕事をすることへのチャレンジのひとつ、月に2回やっている講座開催の日。

それも、夜の部(20:00~)と朝の部(6:30~)の二本立て。

かんいちが、私の声が大きくて他の部屋にも迷惑なのでは、と気を使って探してくれた場所です。

でね、講座はオンラインでの開催なので、もちろんWi-Fi完備という最重要点は確認済み。

向かっている時には、「温泉宿のコテージなんて、ちょっといいじゃない」と思っていたのですが…

あれ、どうも私の想像とはかけ離れています

ちょっと、いや、ずいぶんとイメージと違ったけれど、まぁ、それはよしとしよう。

とりあえず、パソコンで講座のため、接続状況の確認が重要です。

さっそくパソコンを取り出してチェックしてみたら…


ネットが繋がらない!

なんですと、安くはない金額を払っているし、なによりWi-Fiが大丈夫だというのでここに決めたわけですよ、なのに、どうして、どうするの!

ここからは、宿の方と交渉です。

ネットが繋がらないと困るというこちらの事情、どうしても無理ならここから30分くらいのところにある町のホテルに移動する必要があること、を伝えると「なんとかします」との回答。

結局、ネットの回線自体に問題があり、やはりここではネットが繋がらないとのこと。

そして、特別にネットを使う(講座をする)間だけ、別の場所を使用させてもらえることになりました。

すったもんだのやりとりに、どっと疲れましたが、無事に講座が開催できることになり、ほっと胸をなでおろせました。

よかったぁ~。


キャンプ場でカナダの旅を思い出す


ちょっと時間ができたので、併設されているクリオネキャンプ場を見学しに行きました。

今回のWi-Fi問題に対応してくれたのが、温泉宿とここのキャンプ場を管理している責任者の方だったため、招待してくださったのです。

中が見えないため、どんなキャンプ場なのかワクワクします

昔は、ライダーがたくさん来たライダーハウスも併設するキャンプ場だったそうで、1997年にオープンし、進化し続けている場所です。

手作りのモバイルテントと呼ばれる電源照明付きのテントがかわいい

キャンプサイトだけではなく、テント、コテージなど、さまざまな施設があって、小さなひとつの集落のようです。

共有スペースやキッチンなど、みんなで集える場所もたくさんあります

長年、代替わりしながら旅人たちがスタッフとして活動し、さまざまなものを作り上げながら進化し続けている場所です。

なんかいいなぁ、こういう雰囲気…


昔、私たちがバイクで北南米縦断の旅をしていた時に利用した、カナダ・ドーソンシティのはずれにあったキャンプ場が大好きだったんです。

手作りのバンガローや外のキッチン棟、シャワーではなくドラム缶で沸かしたお湯で体を洗うお風呂。

設備が整っているわけではないけれど、とても居心地がよくて、また行きたいと思える場所でした。

ここで、生まれて初めてオーロラを見たんですよね、それだけでも一生忘れられない思い出です。

そんな昔の旅のことを思い出しました。

場所とよい思い出が一緒になって思い出せるっていいですね。

クリオネキャンプ場
北海道斜里郡斜里町西町4


クラウドファンディング挑戦中
https://camp-fire.jp/projects/view/669580

私たちの旅を一緒に楽しんでいただけたら嬉しいです。


藤原家の旅ごはん」Instagram
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高級なものは出てこないけれど、実際に私たちが食べたその土地の気軽に食べられるものなどをご紹介します。


藤原かんいち&ヒロコのe-bike日本一周旅」Instagram
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かんいち目線の旅の日々を写真とともに紹介しています。


E-Bike JAPAN/コラム「eバイク旅ノート」



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