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新生姜でガリを作ると甘いのだ。

「新生姜でガリを作る」。

去年から決めていた、この夏のひとつの楽しみです。もう一つありますけども、それはまだ秘密とさせていただきましょう。

2021年のスケジュール帳を買った時から、6月のマンスリーページに書いておいたんですよね。「新生姜でガリを作れ!」と。

何でそのような気を起こしたかというと、以下の記事を読んで触発されたからで…

…と言ってURLを紹介したかったのですが、見つけられませんでした。「新生姜でガリ作ったらうまかったからみんなやってね!」という内容。確かロケットニュースで和才雄一郎さんか西本大紀さんが昨年の暮れに書いてた記事だったはず…

「ロケニューじゃないかも?」と思ってオモコロでも探してみましたが、カオスしか見つかりませんでした。オモコロなら岩下の新生姜を下ネタにしてくるよね。見当違いでした。




と、ここまでが前置きで、デイリーポータルにありました。ご紹介します。こちらです。

長い前置きは、いい前菜のようなものですよね。いきなり私がガリを作っても、文章じゃ食べるどころか嗅げもしませんし、テーマへの思い入れを読者の脳にそっと差し込むには、長い前置きが必要で……

アッ…はい、調子乗ってすみませんでした。ええ、あの、すぐに!すぐに!作っていきますね。


製造過程

ガリというとつまり甘酢漬けですので、甘酢が必要です。しかし酢を買いたくなかったため、今回は甘らっきょうの液を再利用することにしました。レシピは色々見て適当に決め、結果以下が集まりました。

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▶︎新生姜、甘酢、野菜出汁

本当は昆布出汁が欲しかったのですが、例によって野菜出汁の消費を急いでいたため、チャレンジしてみることにしました。レシピによってはそもそも出汁を使ってない(水で煮てる)し!ピクルスなんか まんま野菜の甘酢漬けじゃねーかということで!

これを下処理してこのように煮ていきますと、

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これが出来上がります。

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(完)


実食

記事書く前にご飯食べちゃったのでね。作ってる側としてはもう完了の気持ちですが、実食を省いた料理レポという壮大なボケを拾いきるだけの腕力がないので粗熱をとって甘酢に漬けること数時間。

ふんふん。匂いは当然悪くなし。

食感も悪くなし。いい歯応え。もう少し薄切りにしてもよかったけど、お漬物みたいで大変よろしい。

味はというと、


甘!!!!!うま!!!

甘うまい。あんまり辛くはないね。爽やかな感じ。ガリ苦手な人でもこれならいけるのでは?そうめんに合わせたい。疲れた時の酒の肴でもいい。酒に突っ込むのもあり。

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食感を残したかったので1分くらいしか煮てませんが、辛いのマジで無理って人はもっと煮てみたらいいと思います。煮過ぎたらそれはそれでうまいスープができて「完」の顔になると思いますが。

作った結果やっぱちょっと苦手だったとかあれば、(ドライ)カレーに混ぜてみるとか、ジンジャーエールに沈めてみるとかすればいい気がします。最悪人に食わせたらいいですね。どう作ってもまずくはならないので。

(めちゃめちゃセーフティネットを張っていくタイプ)

魚介系の出汁を使ったらどんな味になるのか気になりつつ、臭いが出るようになっても困るし(出ないと思うけど)甘みUPに一役買っているはずなので……誰かやってくれるといいなと思いました。((

ちなみに残った出汁はもったいなかったので魚の干物を煮ました。ホッケか?これはホッケですか?

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これはこれで生姜400g煮た後なのに1mmも辛くなくてビビった。そんでこの熱い煮汁を日本酒で割ると旨いと思う。多分。

本家の参照記事より遥かに不真面目な態度で作ってしまいましたが、ちゃんとおいしく出来ました。ここで「皆さんも作ってみてくださいね!」と言うと一気にまとめ記事感が出ますので言いません。文字単価0.5円以下とかなんだろうな…

とにかくしばらく食べるのが楽しみです。

新生姜、すぐスーパーから消え去りますので是非旬の今お試しあれ。ゆり根ぐらいすぐ消えます。

おまけ

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微妙にトトロ感のある伸びすぎた豆苗です。

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