企業の採用ウェブサイトやパンフレット制作の仕事がここ数年増えてきました（また、媒体社からの仕事もしています）。
その経験から、より良いサイトやツール作りのコツをお知らせしたいと思います。

本日のテーマは、
『今の求職者のニーズを知る』ということ。
前回までは、取材に関するコツを少しお伝えしましたが、今回からはコンテンツを作るために…というところに着目したいと思います（本来はこちらを先に紹介しないといけないところでしたが  笑）。

さて、皆さんが就職活動をされた時、どんな理由で会社を選びましたか？
例えば…
・自分のやってみたい仕事（職種）がある
・興味のある商品を作っている/サービスを提供している
・大企業である/名前を知っている
・将来性がありそう

では、現在の求職者のニーズとはどのようなものでしょう？
株式会社マイナビさんによる2023年度版の調査から図をお借りしました。

■入社を決めた理由（単一回答）

これによると、「給与が良い」「休日や残業時間が適性範囲内で生活にゆとりができる」「希望の勤務地である」という面を重視していますよね。
まずは、このような面について採用サイト等でしっかり訴求できないかどうかを考えてみてはいかがでしょうか。
とはいえ、給与についても、勤務地の希望についても、例えば採用担当者がどうしようもないこともあると思います。
それでも、何かやりようはあるはず。例えば、社員の声で「部署の成績が良かったらインセンティブが出て嬉しかった」「無理な転勤はないので安心して働ける」を語るなど…。
また、「休日や残業時間が適正範囲で生活にゆとりが…」という面については、社員の休日の楽しみ方を紹介してみたり。
訴求の仕方ひとつで、求職者が増える可能性もあるのです。

なお、私の取材経験による感覚でしかありませんが、10年程前に比べると、「生活にゆとりを（ワークライフバランス）」や「勤務地（転勤も少ない）」についてこだわる人は増えていると思います。

※これは転職動向ですので、新卒の場合はまた異なる傾向があるはずですが、うまく見つからず…再度探してみます！

ぜひ、少しでも参考にしていただければ幸いです。

石原かんな