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フリーランスになって気づいた。この職業、めっちゃ孤独じゃんか…

大学在学中に起業したNGOを昨年末に離れ、僕は今年からフリーランスとして活動を再開した。


1月9日まではウガンダにいたので、本格的に動き出したのは10日から。何だかんだでもうすぐ一か月が経つ。昨年5月に適応障害になり、以後7ヶ月休養生活を送っていたが、ようやく止まっていた時計の針も動き始めた気がする。


フリーランスは仕事の量にも融通が利くし、少しずつ社会復帰していく必要がある今の自分に向いている働き方だ。


組織に属しているわけではないので人間関係で悩むこともほとんどないし、自分がやりたいことをすぐに実践できるという意味でも、僕にピッタリの働き方だと思う。


でも、それと同時に今、痛烈に感じていることがある。



フリーランスって、実はめっちゃ孤独なのかもしれない。



人によっては、


「組織に縛られないのが羨ましい!」
「私も自由な働き方をしてみたい!」


とフリーランスに憧れる人もいるかもしれないけど(実際僕もそう思っていた)、この職業は自分から足を動かない限り、人と関わる機会が本当に少ない。


僕は今、ブログや本、オンラインサロンの運営など、主にネット上で文章を書くことで生計を立てている。


だから、朝起きたら近所のカフェに移動し、夕方までパソコンを叩いて、終わったらそのまま帰宅する…という生活を送っているのだが、ぶっちゃけ一連の流れの中で、人と関わる機会がない。


Facebookで誰かとメッセージをやり取りしたり、Twitterで返信を送ったりと、オンラインで誰かとコミュニケーションする機会はあるけど、誰かと直接会話することはほとんどないのだ。


まさに今、この記事をいつも通っているドトールで書いているが、今日も彼女とドトールの店員以外、誰とも言葉を交わしていない。


もちろんフリーランスとして働く人の中には、企業から仕事を受注したり、セミナーを定期的に開催したりと、他人とコミュニケーションを取りながら仕事を進める人もいる。


でも、少なくとも今の僕が”日本で”働く時には、仕事柄ほぼ誰とも交流する必要がない。だから、正直孤独を感じる瞬間もあるし、どこかで聞いた「フリーになっても、結局は誰かと仕事したくなる」という言葉を思い出してしまう。


日本社会の特徴なのだろうか、何かの組織に所属していれば他人とも触れ合いやすくなるけれど、どこにも所属していないフリーの人間は、居場所も少なくなってしまうのではないだろうか。


フリーランスのためのコワーキングスペースのようなものは実際あるけれど、結局自分から足を動かさない限り、誰かと関わる機会は訪れない。


すべて一人で完結できる仕事をする人なら(実際はそんな仕事は多くないけど)、そういった場所に足を運ぶ必要性もあまり感じられないと思う。実際、僕がそうだから。


もちろん、その人の働き方や生活にもよるのだろうが、少なくとも自分から動き出さない限り、フリーランスになると他人とコミュニケーションする機会は絶対的に少なくなる。と思う。



僕は先月までウガンダにいて、今月末からまた戻る予定なのだが、正直言ってアフリカ(ウガンダ)のほうが生き心地がよほどいい。


バイクタクシーに乗れば運転手と値段交渉するし、屋台で買い物をする時は10円でも安くしようと値引きする。道に迷ったらそこら辺にいる人間に訊くし、暇なときは地元の子どもたちとダラダラ木の下で過ごしている。


知らない人とは(ほとんど)関わらない日本とは違って、みんな誰彼構わず話しかけるから、一日の中で人と関わる機会が自然と多くなるのだ。


だから、日本で働いていて耐え切れないほど孤独を感じたら、そのタイミングでウガンダに戻ればいいかなと考えている(笑)



フリーランスとして働くためには、「自律性」がとても大事になると思う。自分で自分を律することができないとダラケてしまうし、孤独ともうまく付き合えない。


まだ「フリーランス国際協力師」としての生活は始まったばかり。自分なりに研究して、心地よい働き方を追求していきたい。


※冒頭の写真は日本ではなくウガンダで撮影したものです。ツリーハウスで仕事していました(笑)

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