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マイナス金利の終焉。同時に日経平均株価は40000円台を回復。予測不能を証明するような値動きに。

先日、ついにマイナス金利政策が終わりを迎えました。

ご存知のとおり、メディアでは散々「円高に動いて日経平均は暴落」を予想する報道がされていましたが、結果的には決定後に円安が進行し、株価も大きくプラテンする動きになりました。

報道では、懸念点を通り過ぎたので楽観視する見方が広がったからであるとか、当分金利が低いのは変わらないと判断されたからなどと説明していますが、これは昔からの相場の常套句で、ようするに「予想外」という意味です。

これが言えてしまえば、なんでもありなのです。

マイナス金利終了が決まってしまったら下がる下がると言っておいて、その通り終了が決定したのに下がらなかったら「懸念点を通り過ぎたから上がった」。
もし下がれば「予想通り下がった」と言うだけです。

このように、アナリストやそれを報道するメディアは、1度も予想を外した事は無い「テイ」で主張を続けています。
これは20年以上前からずっと変わっていません。

そして私は金融や相場分析のプロであるエコノミストやアナリストが実際に相場で億万長者になれていない現実を伝えてきましたが、理由はこういう事です。

どんな予想をしても、あとから外れたことにならないように取り繕うことが前提の予想と、実際の相場への参加は別物です。
「あとからどうとでもなる」ほど、相場は甘くないのです。

これは、情報提供機関が相場で生きていく技術を持ち合わせていないので、それをもとに勉強しても身にならない証明です。

ちなみに、これは私の体験談でもあります。
最初は私もそれがわかっておらず、アナリストが垂れ流す無駄な知識を詰め込んで勉強している気になっていました。

と、最近批判記事が多くなってしまってるので、ここからはポートフォリオについて触れます。
この日銀の発表日に、公開中のポートフォリオに変化があったように見えているかと思います。
ポートフォリオの変化だけでは分かりづらかったと思うので、何をしたのか一応説明しておきます。

普段、私はデイトレードをしません。
しかし、今回はデイトレードに手を出しました。
今後もデイトレードに力を入れていくということではなく、今回は非常に偏ったバイアスが見えていたので、珍しくデイトレードで小遣い稼ぎをしてしまいました。

他の記事でもお伝えしているように、少数派こそ利益を得るのが相場の世界です。
多数派は通常間違っているのです。
これについては、他の記事でもう少し詳しく説明しています。

なので、市場の予測が大きくかたよったときは、チャンスになる可能性が高いわけです。
たとえば、今回日銀がマイナス金利政策を終了した場合、株価は大きな下落が見込まれていました。
メディアで大きく報道されていました。
この予測は、決しておかしくありません。
金利が上がれば、株価の重しになる傾向はこれまでの相場動向でも見られます。

しかし、傾向があるからといって、直後にどのような反応をするかは別問題なのです。
今回のように、午前中マイナスだったのが、一気に踏み上げてプラスに転じる事は、実際に長く市場の動向を観察している人間にとっては珍しくありません。

かといって、「私は上昇を予想していた」などというつもりはありません。
私は、上昇も下落も予想しません。
理由は、私の予想など相場は何も気にしていませんし、もし私が上昇すると事前に言って、実際上昇しても、それは「予想が当たった事にはならない」というのが相場の真理だからです。
どのように報道されようとも、エコノミストやアナリストが何を言おうとも、その上昇の理由を特定する方法が存在しないからです。

なので、今回私は上がると思っていたわけではなく、セオリー通り考えたら下がるけれども、報道機関と参加者がこぞって下がると考えていたため、この偏り方は少数派にまわるしか無い状況かなと考えていただけです。

そういう理由で、珍しく午前中に大きく買いを入れ、3時までにそれらを全て利確したため、このような頻繁に売り買いをしたデイトレードになりました。

私の今後のスタンスは変わりません。
ポートフォリオの完成とそのメンテナンスこそ私の投資法ですので。
本日のようなデイトレは決して推奨しません。
投資という観点ではこんなことをやる必要は無く、単なるギャンブルです。

偉そうに書きましたが、私も10回同じようなことをしたら、何度も外すことになります。ということは、収束する前では確率の性質上5連敗とか平気であるわけです。
にもかかわらず、こんなに事前予想が偏っている状況自体がそうそうありません。
つまり、コスパが良くないギャンブルなので、自分で言うのも変ですが、そこそこ大きな利益は出たものの、全く賢くないトレードでした。

たぶん10年後くらいにこの記事を自分で見たら、若気の至りで恥ずかしい取引をしてるなとか思うんだと思います。

では、そこまで分かっていて、何でこんなことをしたのか?

理由はもっと恥ずかしいのですが、愛車が今年の夏過ぎに3年を迎える事で、今週買い替えするため、大きく出費がかさむからという、しょーもない理由です。

3月はご存知のとおり、年間で最も多い銘柄が権利確定日を待っています。
しかし、新車を買うならこの3月が決算月なので最も値引きが期待できるコスパの良い時期なのです。

私はセミリタイア組ではありますが、それはつまり高給取りではないという意味でもあります。
毎日働かなくても家族を養っていけるというのと、物凄い稼いでいるとは別だからです。

稼ぎたいなら、毎日働くべきです。

私はもうそういう立場では無いので、当然ボーナスもありません。

そういうFIRE組やセミリタイア組にとって、最も痛手なのは、普段の生活費に含まれない大きな出費です。

例えば・・・車です!
車検が始まる前に買い替えるスタンスだと、3年に1度悩むわけです。
セミリタイアやFIREしているとローンが通らない可能性もあると考え、現金一括で買っています。(担当者には、多分通りますよと言われています)

3年未満で買い替えるメリットは、車検とタイヤ交換とその他消耗部品の交換費用が削減できる点と、リセール金額が大きい点、そして常に最新技術で作られた車に乗れる点です。
しかし、車を買うには、諸費用がかかります。その諸費用をかける回数が増えるわけなので、果たしてどれほどコスパが良いかと言われると、実はあまり良くないです。
10年乗ったほうが圧倒的にコスパが良いと思います。

しかし、子ども達の成長を考えると、車も大きくしていく方が・・・

と、なんで私はこんなにイイワケめいた事を長々と書き続けているのでしょう。
妻に苦言を呈されているからでしょうか。

これもまたセミリタイア組の悩みで、運用資金を目減りさせる出費をする場合、「本当に良いのだろうか?」と、頭の何処かで不安がよぎるのです。
現役よりも、出費へのメンタル維持が必要になります。

そういえば、3年で買い替えるメリットを最大限に大きくするために、車を極力高く売る必要があります。
最大限高く売る方法を独自に検証して、今は3年に一度実践してますので、今度その方法のnoteも書いてみます。
3年に1度は実際にやってることですし、空論ではなく、情報も新しいものをお伝えできると思います。
また、何度もやってて分かってきた注意点と対処法も記載するので、誰でも簡単に実践できます。

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