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簪の作り手になるには

伝統的かつ古典的な簪を作り出し簪職人さんになりたい場合は、まず簪職人さんをネット検索などで調べてみて、事前に連絡したうえで、工房にお邪魔したり、実演販売に訪れると良いでしょう。


そしてその際に、弟子として学ばせてもらえないかお願いすること。


とはいえお弟子さんをとらない主義の職人さんだったり、運よく弟子入り出来たとしても、お給金が発生することはない場合もとても多いですよ。


それでもその職人さんに弟子入りしたいのでしたら、自分の熱意と覚悟を伝えていくと良いでしょう。


そのうえで、別に仕事を持ちつつ、師匠の元で簪作りを学ぶようにしてくださいね。


簪職人は相当の技量とセンスなどがないと、それ一本で稼ぐには難しいもの。


自分の作った簪は一般人向けに販売するか、歌舞伎や日本舞踊など伝統芸能業界に提供するかでも、収入が大きく異なる場合もあり得ますね。


それに当然、伝統芸能業界で簪職人として活躍するには、コネクションなども必要になるので、一人で黙々と簪作りをする、という仕事内容にはなりませんよ。


そして、簪作家になる場合でしたら、まずどんな素材で、どんな人を対象にした簪を作るのか、また簪を作るにはどんな方法を学ばなければいけないか、なども考えることが必須。


ただ手芸専門店で販売しているパーツを工具で繋げただけでは、作家一本で稼ぐのは難しいし、固定客をつかむことも出来ません…。


簪職人になるにしても、簪作家になるにしても、とにかく簪の作り方を学び、技量を得て、そしてSNSなどを通じて、自ら宣伝していくこともポイントです。


もちろん稼ぐためではなく、あくまでも趣味の一環として、簪を作って販売しても良いでしょう。


でも本格的に職人や作家を本業にするなら、努力は色々と必要


簪の作り手になりたいという気持ちがあるのでしたら、ぜひ今回紹介したことを頭にしっかり入れて、自分が進みたい道を選んでいきましょうね!

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