２4年の中で、たくさんの人とかかわり、
育てた。なんて
おこがましいことは言わない。

全ては自分自身の学びだった。
私がいろんな人から、育ててもらったのだと、自覚している。

どうしたら、みんなが付いてきてくれるか。
どんな自分になったら、本当の社長という存在になれるのか。

苦しいことが多かった。
私は、出来た人間ではないから
本当に、いつも、何でも、人とかかわることが
苦痛でしかなかった。

それでも、自己啓発の勉強をしていく中で、
今の自分を変えることができたし、
しらじらしい、誉め言葉も言えるようにもなった。

そんな時でも、いつでも、私を助けてくれる人は、
いたように思い出す。

色んな人に出会い、いろんなことを教えてもらい
なるべく、教えてもらったことは、やるようにした。

自分の想いで立ち上げた会社ではないから、
自分がやりたいことなんて何もなかった。

でも、潰すわけにはいかなかった。
幼い子供を抱え、従業員の給料を払い、
多額の借金の返済がのしかかっていた。

借金の仕方も、銀行との付き合い方も
何も知らないところからのスタートで

業績はすこぶるいいのに
若く見られる無知な私の話を聞いてくれない銀行の
支店長。

顔なんて忘れてしまったけど、今では、
支店長は、私よりもみんな若くなり、
優遇してもらえる立場になった。

銀行から見た、優良企業なんだそうだ。

大先輩の女性経営者から言われたことは、

しなやかに、したたかに。

まっすぐな竹のような性格の私には、
とてもハードルの高い目標だった。