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突然の電話と本

8/9 お盆過ぎて少ししたら仕事も再び始まる。
残りの予定を見ると空き日はそんなに多くなく。

会える人には今のうちに会っておかないと、また当分会えないなーと考えていた今朝、電話が鳴った。

セールスばかりだから、いつもは留守電にして取らない電話を、気まぐれに取ってみた。

高校時代からの友達だった!

しかも、コロナ禍になりここ数年は音信不通だった友人。

「固定電話にかけてくる友達なんて、今時いないよ。
私、固定電話は取らないんだよ。
電話取って良かった!
会おうよ!」

今日は買い物とかで忙しい、玄関でサヨナラするよと言いながら、1時間も経たないうちにやって来た!

もちろん、玄関でサヨナラなんかさせないw

部屋に上がってもらい、
マスクしたまま、1時間は喋ったかなあ。

私の先月末の誕生日を覚えていて、連絡くれた様だ。

携帯電話が古くて調子が悪く、LINEも使っていないらしい。

…高校二年で仲良くなったその友人は、当時「死にたい」と毎日言うように。

何とか助けたいと奮闘した私の方がうつって鬱になり、
病院通いの高校三年生。
受験は散々。

あとで
「心中しなくて良かった。思春期はある事なのです」
と、精神科医から聞いたと
母から言われた。

そんな事もあって、しばらく疎遠だったけれど、結婚してしばらくすると、同じく結婚した友人も偶然、徒歩数分のところに住んでいた。

そんな訳で、もう一人、親友と呼んでいる友達と3人で集まっては、うちの子の子育ても手伝ってもらったものだ。

「もらいものだけど。お誕生日おめでとう」

友人の手土産



連絡くれて、暑い中来てくれるだけで嬉しいよ!😀

彼女は、ずっと専業主婦。

裕福だから専業主婦な訳でもなく、
新婚の時からずっと同じ古いアパートに住み、

旦那さんが仕事をやめて転職するたび貯金で何とかし、

子供達を塾や習い事に行かせる事もなく、小遣いは高校生でも千円。

近年は一年か二年に一度しか会わないのに、一緒に会う時のランチ代は
「500円で」
というので、サイゼリアが定番。

そんな、私からしたら真似出来ない様な堅実ぶり。

それで20年以上家庭を維持して子供達も進学させているのだから、偉いと思う!

「火曜日は買い物の日なんよ」
というので、
「ああ、特売日だね」
と答える。

私も食費は抑えている方だと思うけど、偉いなぁ。

昼も過ぎ、暑い中
「慣れてるから」
と自転車で去っていった。

これを書きながら思い出した。
この友人と、親友の3人で夜に飲みに行くのが子育ての目標だった。

皆子供達も大きくなり、とっくに叶えても良さそうなのに…

叶えて無いなぁ。

***

午後からは今日も夕方までチェロを休み休み弾いて終わった。
レッスン曲の一曲だけで、かなり時間を使う。

うちの人がいてもお構いなしに弾いている日も多いけど、

テレビっ子のうちの人にも部屋を譲らねばで…

夜も弾くわけにはいかず。

ここ数日で、積読にしていた本を何冊か読んだ。

7月から通勤電車の中で細切れに読み進めてはいたけれど、夏休みになり放置していた、
母の出版本もやっと読んだ。

3冊目の出版

青い星 



ラストまでたどり着くのに長かった!

ストーリーは、夫婦関係に悩む主人公が、心の中に現れる人物と対話したり、天国に逝った兄や両親、義父母からの天国からのメッセージを受け取りながら、

問題の解決策や意味を探り、最終的にはコロナや地球、宇宙の問題にまで発展するという…

内容はかなり盛り沢山!!!

小説なのだけど、私が読むと小説にならない。

最初から最後まで、
ほぼ全部実際に、家族に起きたエピソードが元になっているので、知っている事でもあるし、もっと詳しく知れたというのもある。

最後の希望にたどり着くまで、主人公(母でもある)の葛藤と同時に、読んでいる私も葛藤し続けた。

別の側面から、私自身のトラウマと向き合う様だったし、

私自身も家族に関しては同じテーマを持っていると気づき、

私自身はどうやって解決して来つつあるか、何度も振り返る様だった。

庭に今日は突然咲いた事もない百合が咲いた!


不思議な場面もあった。

主人公が倒れて何度も繰り返し見たという夢と、
同じ時代の同じ設定と思ってしまう場面を、私は3歳から6歳の間に、何度も繰り返し見ている。

主人公は夢の中で古い時代にいて習字をしていて、
小さな男の子がいて、
敵に今の夫がいて、
家が火打ちに遭う…というのだけれど、

私が3歳の頃から何度もリアルな調子で見た夢は、
私は6歳くらいの男の子。

時代は大きくなって見た歴史の資料によると平安時代か?!
当時は名前も覚えていた。

夢の中の母は今の母と同一人物かは分からないけれど、少し似ている。
母が習字をしてる中、家が火打ちに遭う。

今の私の父が敵陣にいて、目が合ったのに見知らぬふりをしたせいで、私は生き延びた…

あまりにもリアルな記憶に近い夢で、前世の一つだと思っている夢。

…本を読んでいる間は、過去の出来事に腹を立てたり、情緒不安定になったり…
色々あった。

そんな調子なので、母の本を少し読む度に疲れて眠ってしまっていたw

だけど、最後の方まで来ると、読み終わるのが惜しくなった。

最後の方は私も学ぶことが多く、今多くの人に読まれるべき、素晴らしい本だと思った。

弁護士だった兄の天国からのメッセージは、実際に弁護士だった私の伯父が今生きていたら、同じ様に言うと思う。

社会に対する啓示も沢山ある。

読み終わった読後感は、ハッピーだ。

こちらも今日咲いた花



***
さて、この本を、家族の話を知らない他人が読んでも面白い本なのか、作者でも無いのに心配だった。

私の家族の話が他の人にも面白いんだろうかと。

すると、私より先に読み終わった友人がいた。

私とは切り離して、小説として読んでくれたみたい?!

「とてつもなくスケールの大きな作品」

と、素敵な感想を寄せてくれた。

本屋には今のところ並んでいないけど、書店注文やAmazon、紀伊國屋などネット書店でも買える。

良かったら是非読んでください♪


***
他に読んだ本


相川圭子さんの本より。スピ系。
誕生日に行った宮島の御神木に話しかけると「永遠に生きろ」と心に聞こえるのだけど、意味がいまいち分からないなーと思っていたところ。

この本を読んで「本質の自分に出会っていく」と書いてあるのが、その答えだろうと思った。

魔女トレ (足元にある、動きの「素」) https://amzn.asia/d/3nj8w24

チェロの楽器を鳴らすのに、最近先生とやってみているのは筋肉の使い方について。
背筋をつけるのに、チューブトレーニングとかどうだろう?!と、本屋に行ったら…
こちらの本の方に惹かれてしまい。

帝京大学水泳部の監督に頼まれてコーチをしたら成績が伸びた事で「魔女トレ」と呼ばれる様になった方の本。
足の指から改革するのだけど…そういえば、チェロの先生からも、足の先まで意識を向けると聞いた事があったので、ピンときたんです。

仕事に悩む私に友人が貸してくれました。
ありがとう^ ^

文章が誰かの心に響いて、それが対価になって、それを元手にさらに経験を積んで文章など色々な表現で還元出来たらと思い続けています。 サポートお待ちしております♪