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75歳を過ぎて甘い物に目覚めた義母のために。ドライフルーツたっぷりケーキ

お正月に義実家に帰省するときはキッシュやケイクサレを焼いて持参していました。ちょっとしたつまみになるし、甘いのを持って行っても結局私たちが食べることになっちゃうから。

義母も若い頃は甘いものが大好きだったようですが、ここ10年ほどは「甘いのは要らない」とクッキーもケーキもたま〜にちょこ〜っとつまむくらい。お気に入りの手土産といえばドライフルーツでした。

ところが。
数年前から突然甘いものに目覚めたらしく。
2年前の誕生日にリクエストを聞いたところ、「何か甘くて美味しいやつ焼いてきて」と予想外の返事がきて、「え?食べるの?まこさんが??」と聞き返してしまいました。

驚きながらも「へー、それは何より」と張り切って、ステンドグラスクッキーのクッキー缶と、ドライプルーンのパウンドケーキを焼いていったんです。

好きになったとはいえ、「そうは言ってもねぇ、そんなにたくさん食べないよねぇ」と高をくくり、クッキー缶はミニサイズ、パウンドケーキも半分だけ持っていきましたが、想定以上に食べる義母w 「ミニじゃなくてよかったのに。ケーキも全部食べるわよ」と言われました。

そんなこんなの2024年お正月。

今までのケーキよりさらにドライフルーツの割合を増やし、いちじく、クランベリー、アプリコットたっぷりのレシピを考えてみました。

レシピはここに載せています↓


料理教室をやってるくらいなので、お料理レシピは毎月何本も考案しています。が、お菓子にはあまり手を出しません。手も足も出ないっていうか?(笑)。お菓子のレシピは料理のそれとはまた組み立て方が違っていて、しかも、ちょいと駅前に行けば美しくて美味しいスウィーツがたっくさんあるので、「わざわざ自分で作らなくてもねぇ」と思っちゃうのです。

じゃぁ、どういうときにお菓子を焼くか。
これはもう「求められたとき」だけですね、私の場合。

たとえば愛息の誕生日に毎年作っているのはこれ。

5歳のとき
12歳のとき。何年かに一度はホワイトチョコで

アメリカのレシピブックに載っていたものを幼き日の息子が見つけて「これがいい」とお願いされたものでした。以来、本当にそればかり。15歳になった昨年も焼きました。

クリスマスにはチョコレートの濃厚なケーキを焼き、ツヤツヤにチョココーティングをして、さらにアラザンをたっぷりまぶします。これも、ハイカカオのダークチョコが大好きな息子から「チョコートがそのまんまケーキになったみたいなやつがいい」というリクエストを受けて作り、以来クリスマスシーズンの定番に。

2月のバレンタイン頃にはいちごのショートケーキ。これもアラザンで仕上げてますね、考えてみたら。ちょっと飾るだけなのにキラキラ感増し増しのアラザン、好きなんです。

クリスマスがチョコ系でバレンタインがいちご系って・・・逆じゃん!という気もしますが、なんかもう、そうなってますw

いちごのケーキは誰のリクエストかというと、息子の友達(のお母さん)。その子の誕生日が1月で、「チョコレート以外の素敵なケーキを作ってやってほしい」と。普段ほとんどデコレーションケーキを作らない分、張り切って考えたのがこのデザイン。これがわが家の「バレンタインケーキ」になったのでした。

そして、今回仲間入りした「ドライフルーツたっぷりのパウンドケーキ」。これは、義母を訪ねるときの定番になりそうです。

チョコレートやいちごのケーキより断然簡単だし、持参しても全く型崩れしないので、いろんな人への手土産として活躍しています。

残念ながら今年は義父が年末からコロナにかかり(早く良くなりますように!)、里帰りは急きょ延期したのですが、このパウンドケーキは焼いて送ろうかなと思っています。もちろん、どん!と一本。

誰かのためにケーキを焼く。
今年もそれくらいの余裕が持てる一年だったらいいなと思っています。


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