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長男と次男 17

2023年、年末

欠席可能な残日数が7日を切っていた長男だったが
3学期の登校日が幸いなことに非常に少なく、
終業式の前日にやっと「卒業」が確定した。
・・・どこまで胃を痛くさせるんだ💦
こうして、長男は大学生になれることが決まった。

長男もいろいろ考えた上で、
自宅から通学することを目指していた。
新しい環境によるストレスを過剰に感じる自分、
まず安定した環境からスタートしたいという理由。
しかし、公募推薦で1つ合格をいただいた大学は
自宅からかなり遠かった。
通学できなくはないが、高校よりも遠いので
起立性調節障害で苦しんだ長男は
できればもうちょっと近場でと考えていた。

年明けには『共通テスト』にも挑戦する。
学校も冬期講習を行っていたが
長男は予定通り?個別指導塾を優先。
彼なりに奮闘していた。

年末年始は自宅にいることを選択した。
主人だけは実家に帰ったので、長男、次男と私。
3人かつ自宅で初めて年越しすることになった。
私は30日が仕事納めだったので
31日におせちの真似事ができるよう
子供達が好きなものだけ簡単に揃えた。
お雑煮だけは雰囲気作って。
(関西なので白味噌ベース)

大晦日は年越しそば。
そして私から子供達にカードを送った。
『2023年にできるようになったこと』
2人に1年間の自分の変化を実感して欲しくて。

「(次男)習い事を休まず行けるようになった」
「(次男)不安を母に伝えてくれた」
「(長男)時間の使い方が上手になった」
「(長男)辛い気持ちを母に教えてくれた」

普段私がパターンアートを描くタイルを使って、模様と文字を手書きしました✨


それぞれ数個ずつ挙げて、
2023年もありがとう!来年もよろしくね!
と書いた。
ふたりとも驚きながらも、ちょっと照れたように
嬉しそうに受け取ってくれた。

受験勉強の合間のしばしの休息時間。
のんびりとした年越し・・・


2024年1月1日

3人で真似事おせちとお雑煮を食べた。
午後、のんびりしていた時に地震が起こった。
能登半島地震。
近畿圏は揺れはしたが大きな被害もなく、
実家の無事も確認し、3人で寄り添っていた。

しかし、被災された方のことを思い、
続く余震のニュースを目にするたびに
落ち着かない気持ちになる。
そんな中、3日後に長男の塾が始まり、
2週間後にはいよいよ共通テストとなった。
出来は・・・まぁ難しかったわけで。
結果、長男は国公立を諦め、自宅から近い
私立大学を目指し、勉強を再開した。

3学期になっても、次男の調子は上がらない。
長男も落ち着かないので、もしかしたら次男も
多少メンタルが引っ張られているのかもしれない。

この頃から次男はしょっちゅう
「お兄ちゃん、頑張ってたよ」
「お兄ちゃんはすごいね」
という言葉を連発するようになった。
最初は、兄が昼間頑張っていることを
私に伝えてくれているのかなと、受け止めていた。
しかしなんとなくおかしい。
明らかに次男の元気がない。

立ちくらみは、その後酷い症状にはならず、
漢方薬もいつのまにか止めていた。
それでも、テンションは明らかに下がっていた。
しかし、今はまだ長男を優先せざるを得ない。
私は次男の様子を気にしながらも、
日々生活を送っていた。


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