短歌「行き渋り」
学校に行きたくないと泣く我が子相槌うつしか応え得ぬ我
先生の、クラスメイトの、両親の、いうことを全て聞こうとする吾子
適当にできるならもうやってると一蹴おとなの助言は空し
怖い夢反芻するなと吾子をさすりパン食べさせる平日の朝
行かなくちゃ、行きたくないの悪循環死にたくなると君が言うのだ
ご心配。十年後には笑い話 担任が吾の肩の荷下ろす
お母さんはあなたの味方いつまでも きっと今まで届いてなかった
もしかして亜鉛が足りぬとの情報にすがる思いで牡蠣エキス買う
草抜くな花のひとつも咲くだろうと言えるおとなになりたいものだ
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子どもの学校の行き渋りが続いています。毎朝くり返される行くか行かないかの話。本人が行かなくてはいけないと思っているのでなお苦しいのでしょう。
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