私は定期的に断食をしています。きっかけはコロナから。ずっと家にいるのに3食食べるのおかしくない？と思ってから、定期的にしています。やり方はたくさんあるのでここでは省きますが、毎回思うのは「めちゃくちゃ暇！」です。食材を買う時間も、料理をする時間も、後片付けをする時間など全てがなくなるので当たり前なんですよね。単純計算で1日2時間は余裕ができます。24時間のうち2時間が確保されるってやばくないですか？笑。時間がほしい方は断食おすすめです。

そして断食をしている時はぜひ外出していただきたい。なぜかというと、飲食店の多さに驚くからです。牛丼チェーン店、うどん屋さん、カツ丼やさん、焼肉屋さん、カフェなど町は見渡す限り飲食店に溢れています。ほんと改めて見るとびっくりしますよ。

もちろん断食中は食を絶っているので飲食店には入りません。だからいかに無意識のうちに「新メニュー美味しそう」とか「休みの日はあそこ行きたい」とか「ミスドにすれば良かった」とか、食べ物のことを考えているんだろうって気づきます。実質の時間は2時間でも、頭の容量で言うとほぼ半分は空いてしまうイメージです。なので本当にめちゃくちゃ暇になります。

人間とは暇を作らないために食べてるんじゃないか、って思います。暇って私にとってはハッピーだけど、世間一般で言うと苦痛なのかな？暇になるのが怖いのかな？って。

…とか言いつつ、断食中の方が食べることに執着しているかもしれません。「おかゆ食べたい〜」「うどん食べたい〜」いつも以上にご飯を欲しっています。飲食店やお家からの香りでお腹がぐーぐー鳴りますし、”うどん”とゆうワードを見るだけでもお腹の減りを感じます。結局、断食してようがしてなかろうが人間って食べることばっかり考えているのかもしれませんね。

ちょっと汚い話になりますが、人間って生きてる限りずっと食べて排泄して食べて…を繰り返すんですよね。いやいや、当たり前なんですけどね。きっと数万年前の我々が人間になる前からずっとそうなんでしょうけど、だからこそ町の中にも飲食店が多いんだろうなぁとふと思いました。人間が生きてる限りずっと繰り返すものって、絶対に無くならないしそこを商売にするのは賢いなぁとただの主婦は思いました。

そう思うと、飲食関係、台所関係、トイレ関係の会社ってすごいですよねぇ（赤ちゃん関連、洗濯関連然り）。ほとんどの会社が戦後から日本人の生活に溶け込んで、何世代にも渡って広まっている会社がほとんどですもんね。

主婦である私がなんでこんな大きなスケールを思ったかと言うと、断食をして空いた時間に夫と桃鉄をしているからです。「神戸のあんトースト！食べたいー！」「水田買ったの羨ましいー！米食いてー！！」桃鉄も始めのうちに買えるお店は飲食関係ばかりです。リアルだけでなくゲームの世界も気付けば食べ物ばかりなのです。食を制する者はゲームの世界でも勝者になれます。

このように断食中はとても暇ですが、新しい発見もできるので私は楽しんでいます。いつもの挨拶「おかえり」の代わりに「ケンタッキーにしなぁい？？」で爆笑できます。普段は全国民にとってハッピーなセリフなのに、断食中だけ悪魔の言葉になります。たまに失敗すると怒られかも。
ぜひ断食をされる際はお試しいただき、パートナーの器のチェックにご活用ください。