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夫婦・子なし・アラフォー・週3勤務の私の話

大阪から長野に引っ越してきて1年ちょっと。私の暮らしについて書いてみようと思います。

長野に来たのは夫の転勤。生まれて初めて長野に住むことになりました。それまでは関西での生活がほとんどでした。
夫とはお付き合いをして10年、結婚をして6年ぐらいです。子供はいませんが、不妊治療をしているわけではなく今に至っています。子供がいないことに特に理由はありません。ただお互い今の生活を楽しんでいて10年が経ったという感じです。彼との穏やかな暮らしは平和そのもので、2人で晩御飯を食べている時が一番幸せです。
そして私は今年36歳になりました。卯年の年女。世の中ではミドサーとも言うらしいです。アパレル店員だったためおしゃれは好きですが、断捨離をしたきっかけで持ち物含め人生も再点検。今はおしゃれとは少し距離をとっています。

働き方も大きく変わりました。今は週3、時短で働くアルバイト。お給料は10万円ぐらい。毎月の食費とお小遣いでなくなります。ちなみに今までは社員や派遣社員で週5働き、残業もバリバリにしていました。コロナになって働く日数を調節するようになったけど、基本的には働くことが好きな人間でした。長野での働き方がこうなったのは、今の仕事が週4日しか営業していないからです。なので自然と週3勤務という今の生活になりました。

先ほどお伝えしたように週3勤務だと、仕事のストレスがほぼありません。
以前は1ヶ月の残業が60時間を超えることもあり、顔はニキビだらけでした。家に着くのが12時、ストレス発散の暴飲暴食やお買い物がひどかったです。家は物だらけ。夫との家事分担のケンカも多かった。家にいても落ち着かない。結婚当初はそんな感じでした。
この過去があるからこそ、今の時間の豊かさにとても幸せを感じます。

休日は本を読んだり、動画を観たり、新しい趣味を始めたり35歳になってから自分のしたいことを楽しんでいます。手芸、お菓子作り、カメラ、エッセイの投稿など。お金のあまりかからない楽しめることを全力で取り組んでいます。最近では「今日は何をしようかな」と思いながら、クッキーを作ることが楽しみです。クッキーは長野の知人に教えてもらいました。夫が美味しいと言ってくれるので毎週作っています。

トースターで焼いてます

こんな生活をしていたら、関西に住んでいた時よりも3~4倍のインプットをしていました。長野での1年の濃さは大阪時代の3~4年分に匹敵するぐらい濃密ということ。当たり前ですが、人生観が大きく変わりました。

今のお仕事は、小さなお店でスタッフとして働いています。お店では、作家さんたちの作品を販売しています。全ての作品がとても素敵。直接作家さんから思いを聞けることもあり、ますます魅了されます。それらを購入されるお客様も素敵。一緒に働いているスタッフも価値観がとても似ていて、休日でもお出かけするくらい仲良し。公私のパートナーです。オーナーや上司も私たちのことを考えてくれるとても恵まれた環境。転職を繰り返してきましたが、こんな労働環境は初めてです。
出勤する時の気持ちは言い表せません。「遊び」じゃないことは当たり前ですが、今までの「働く」という気持ちではない。出勤することは、「ただ仕事場に向かっている」という事実のみ。そこには素敵なスタッフや、お客様、作品や環境が揃っているからです。

職場の敷地に咲く花

世間から見ると「36歳、既婚、子なし、週3アルバイト」はとても惨めな存在だと思います。貯金もあまりできず、服は年に数回しか買いません。世間で言う貧乏だと思います。
でも、心は豊かです。
お野菜はとても美味しいです。長野に来てキャベツが好きになりました。餅米を炊いておこわを作りました。野菜で浅漬けを作って、美味しいお味噌で味噌汁を飲んでいます。農家さんからリンゴやネギをもらいます。
四季を楽しめます。当たり前ですが、冬が終われば春が来る。山や花、雨や雪、気温の変化で季節を感じます。鳥が鳴いて、カエルもいて、カブトムシがいます。とても自然豊かです。

私のようにちょっと都会に疲れた方の参考になれば嬉しいです。


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