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【No.3】続・入院記(1)

久しぶりに落胆というやつをしてみました。

がっくり肩の力を落として、ベッドに戻って不貞寝をしました。

足をジタバタさせて、全身でどうにもならない状況に抗おうとしました。でも、誰も見てくれないので、10分くらいでやめました。(やはり阿呆ですな)


「退院できないですね」と30代前半の若い医師は言うのでした。横でアシスタントの女性がにこやかに微笑んでいます。

「先生うちには3人の子供がいまして、それはそれは寂しい思いをさせているんです」

私の涙ながらの(涙は出ていなかったですが)懇願も、若先生はあっさりと「善処します」と言って、切って捨てたのでした。

ああ。これからどうしたら良いのでしょう。まだご飯こそ食べていませんが、体は元気だし、暇です。あの遊星からの物体は、だんだんと小さくなり、もうほとんどわからなくなっています。

つまらない、本当につまらないネットフリックスの映画を見たせいで、パソコンはインターネットにつながりません。

(魔女によってネズミにされた主人公たちが、自分たちをネズミにした薬を元に魔女を一網打尽にすべく闘うストーリーなのですが、映画の最後には悪い魔女が住んでいる住所と鼠になる毒薬を小学生に配るという何ともシュールなお話でした。その小学生が悪ガキだったらどうするのでしょう…。

魔女のお話に目がない私はついついクリックしてしまったのでした。本当に阿呆です)

話は逸れてしまいましたが、病院生活が長引くことが決定したので、またnoteも書きますね。








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